要件を満たしても透かしが現れる場合もある模様
一部のWindows 11で「システム要件未満」の透かしが表示されているとの報告
Windows 11は2021年10月にリリースされたが、ハードウェアへの要件が高いことから、いまだにWindows 10を使い続けているユーザーは多いだろう。一方で、要件を満たしていないPCながら、インストール時の要件チェックを回避してWindows 11を導入、使用してきたユーザーもいるはずだ。
ところが、この要件チェックをクリアせずにWindows 11を導入したユーザーが2023年1月のアップデートを適用したところ、デスクトップ画面右下に、“System requirements not met(システム要件が満たされていません) ” の文字が表示されるようになったとの報告が出はじめたと、WindowsLatest.comが報じている。
またあるユーザーは、2021年に購入したWindows 11プリインストールPCを問題なく使っていたが、ある日突然「システム要件が満たされていません」とデスクトップ画面の右下隅に表示され、設定画面で詳細を確認するよう促された」と主張している。
購入時にWindows 11がプリインストールされていたのなら、システム要件が満たされていないと表示されるのはおかしいが、もともと要件チェックを意図的に回避してインストールしたWindows 11システムなら、要件未達のメッセージが出てきてもおかしくはない。
ただしそんなPCでも、レジストリーを編集することで「このPCは要件を満たしている」とOSに思い込ませることはでき、表示される “透かし” も無くすことが可能だという。もちろんやるならあくまで自己責任だ。
Windows 11がシステム要件の不備を表示するのはだいたい、BitLockerやWindows Helloなどのサービスで使用される、専用のセキュリティプロセッサやTPM 2.0といったチップが原因の可能性が高い。
もし、いま使用しているPCがWindows 11のシステム要件を満たしていなくとも、ハードウェア的に充分な性能を備えているのなら、いまのまま使い続けるのが無難かもしれない。Windows 10の延長サポート期間は2025年10月まであるため、無理にWindows 11にアップグレードしなくとも、もうしばらく使い続けられるだろう。
- Source: WindowsLatest.com
- via: Gizmodo