年内にも第1号車を納入へ

これが本当の「空飛ぶクルマ」。Alef がテスラRoadster(初代)をふわりと飛び越える新しい動画を公開

Munenori Taniguchi

Image:Alef Aeronautics

米国時間10月15日、テスラはイーロン・マスクCEOがかねてより「空を飛ぶ」と述べていた新型テスラRoadsterを公開し、SpaceXの技術によるコールドガススラスターによる空中アクロバットを披露した。

一方、2025年2月に、自社で開発中のフライングカー「Model A」のデモンストレーション映像をすでに公開済みのスタートアップ企業Alef Aeronauticsは「クラブへようこそ」とばかりに、新たな飛行テストの動画を公開した。今回公開した動画で、Alefのフライングカーはテスラの初代Roadster(とCybertruck)の上空を、ゆったりと飛んで見せている。

動画の概要には「Alefは、テスラRoadsterや他の車の上空を飛行することで、空飛ぶ車の競争に参入してきたテスラを歓迎した。この飛行は、アレフの空飛ぶ車による記録された1000回目の飛行となる」と』記されている。

テスラの言う「空飛ぶ」は、どちらかと言えばガス噴射による「ジャンプ」というほうがしっくり来る芸当だ。だが、Alefの場合は車体に内蔵するローターで実際に浮上し、水平飛行もする。Alefはすでに米連邦航空局(FAA)の特別耐空証明を取得しており、国に認められた初の本格的な空飛ぶクルマの地位を得ている。

Image:Alef Aeronautics

Alefは、すでに3600件以上、総額10億ドル相当の予約注文を受けているという。昨年12月にはシリコンバレーにある自社施設内で、手作業ではあるもののModel Zeroと呼ばれる量産1号車の納入に向け、車体製造を開始している。2026年内には、ごく限られた数ではあるものの、早期購入者に対して納車が行われる予定とのことだ。なお、これらの機体は、「非常に厳密に管理された条件下で、実際の環境下で空飛ぶ車のテストを行うため」に使用されるという。

そして2027年には生産を本格化し、購入者にフライングカーの操縦方法のトレーニングやサポートなども提供していくとのことだ。

ちなみに、Alefのフライングカーは150ドルのデポジットを支払って予約注文できる。価格は初期モデルで29万9999ドルからと言われている。また1500ドルで優先購入権を購入すると、予約待ちの期間を短縮できるとのことだ。

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