前機種から大きな変更点なし

「Galaxy Z Fold4」ほぼ全スペックが判明か。マイナーチェンジだが使いやすくなる?

写真はGalaxy Z Fold3(Image:Samsung)

サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4」は今年後半に発売と見られているが、すでに数々のリーク情報が届けられていた。そして新たに、おそらく決定版と思われる詳細なスペック予想が報じられている。


有名リーカーのYogesh Brar氏とIce Universe氏は、Twitter上でほぼ同じGalaxy Z Fold4情報をつぶやいている。特にIce氏はサムスン未発表製品の予想には定評があり、しかも今回は「100%正確」と宣言していることから、信ぴょう性はかなり高いと思われる。
 

このスペックを見るかぎり、概して前モデルGalaxy Z Fold3からは小幅なアップグレードに留まっているようだ。以前Ice氏は次期モデルではメインカメラが強化されながらも、折りたたみのフォームファクタでは(特に「薄くて使いやすくする」サムスンの哲学の下では)限界があると述べていたことがある

まずディスプレイは、メインは7.6インチの “QXGA+” AMOLED(有機ELパネル)で120Hz。また外側のカバーディスプレイは6.2インチのHD+ AMOLEDで120Hzということで、どちらも現行のGalaxy Z Fold3とほぼ同じ仕様である。

また搭載プロセッサは、先日発表されたばかりの最新プロセッサ「Snapdragon 8+ Gen 1」。RAMは12GB/16GB、内蔵ストレージは256GBまたは512GBのバリエーションあり。Android 12とOne UI 4.1.1も搭載される一方で、4,400mAhのバッテリーと充電上限25Wは前モデルから据え置きらしい。

またカメラについては、メインが5000万画素、超広角が1200万画素、望遠レンズは1000万画素で光学ズームは最大3倍、そしてMP3倍望遠レンズが搭載されているとのこと。ほかインカメラが400万画素であることは変わっていないようだ。

これらスペックの数値を見るかぎりでは、前機種から大きな変更点はないと思われる。が、以前Ice氏はFold 4のメイン画面は6:5と幅広に、カバーディスプレイは縦に少し短く広くなるとして、Fold3よりも持ちやすく見やすくなると示唆していたことがある

もともと折りたたみデバイスにはさほど高性能が求められていないため、実用性をブラッシュアップするのは正しい方向性かもしれない。

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