17 Proを値上げ→18 Proを少し値上げの展開もあり得そう

iPhone 18 Proの値上げ、実は小幅? J.P.モルガンはWSJの「23万円超も」より楽観的

多根清史

Image:Mehaniq/Shutterstock.com

アップルのティム・クックCEOは最近、「残念ながら値上げは避けられない」と発言した。それを受けて次期「iPhone 18 Pro」は、現行の17 Proから米国では200~300ドル値上げされ、日本での開始価格は23万円以上もあり得るとの試算をThe Wall Street Journal(WSJ)が公表していた。

そんななか、大手証券J.P.モルガンは、値上げ幅は50~100ドルに留まるとの予測を示している。

ごく最近まで、多くのアナリストはiPhone 18 Proの価格は現行のiPhone 17 Proから大きく変わらないと予想していた。たとえばMing-Chi Kuo氏は、ベースモデルの価格は据え置きとなり、値上げは大容量ストレージモデルに限られるとの見方を示していた

しかし先週、クックCEOはWSJに対し、値上げが実施されると明言。「我々に転嫁されている大幅なコスト増をできる限り抑えようと努めており、これまでは顧客への影響を避けるよう努力してきた。しかし、状況は持続不可能となっている」と述べていた。

そこでWSJは、アップルが17 Proと同じ利益率を維持することを前提に、メモリやストレージ価格の高騰に加え、新カメラシステムのコストが50%増加するとの予測を積み上げ、開始価格は1399ドル以上になる可能性があると試算した。

一方、J.P.モルガンのアナリストレポート(著名リーカーMax Weinbach氏経由)は、これよりもはるかに明るい見通しを示している。この予想通り値上げ幅が50~100ドル程度に収まれば、世界的にインフレ傾向が続くなかでは、それほど大きな値上げとは言えないだろう。

そう考えると、クック氏の警告は、市場の期待値をコントロールするための戦略だった可能性もある。大幅な値上げを匂わせておき、実際には小幅な値上げにとどめることで、「思ったより安い」と好意的に受け止めてもらう狙いがあったのかもしれない。

とはいえ、今年4月時点で大手量販店におけるSIMフリー版iPhoneの価格は約10%引き上げられており、たとえばiPhone 17 Pro 256GBモデルは17万9800円(税込)から19万7780円へと改訂されている

6月25日現在、アップル公式ストアの価格は据え置かれているものの、今後値上げされる可能性はある。その場合、iPhone 18 Proは「新価格の17 Proと比べれば小幅な値上げ」に見える展開となることも考えられそうだ。

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