新CEOのもとでGame Pass大幅値下げ・Xbox独占タイトル復活に舵取り
Xbox Game Pass値上げで「数百万人が解約」。Xbox幹部が明かす誤算

Xbox Game Passは昨年10月に大幅値上げされたが、その約半年後に再び値下げされた。その背景には、大量の加入者離れがあったことをXbox幹部が明かしている。
Xboxチーフ・ストラテジー・オフィサー(CSO)のマシュー・ボール(Matthew Ball)氏は、ゲーム業界向けポッドキャスト『The Game Business』のインタビューで、Game Passの50%値上げ後に「数百万人規模の加入者を失った」と語ったという。
とくに最上位プランのXbox Game Pass Ultimateは、米国で月額19.99ドルから29.99ドルへ、日本では1450円から2750円へと引き上げられた。超人気シリーズ『Call of Duty』の追加が値上げを正当化する理由の一つとされていたが、このアプローチは持続可能ではなかったようだ。
新CEOのアーシャ・シャルマ氏が就任後に行った最初の大きな施策の一つは、Game Pass Ultimateの料金を月額22.99ドルへ引き下げることだった。ただし、この値下げには大きな代償も伴った。『Call of Duty』新作のDay One(サービス開始初日)提供は撤回され、発売から1年後に追加される方式へ変更されたのである。
Xbox Game Passの加入者数は2024年2月時点で約3400万人とされており、そのうち「数百万人規模」を失ったとすれば、事業にとって壊滅的な打撃だったはずだ。実際、直近の決算発表(2025年6月期)では、過去12カ月間のXbox Game Pass年間売上高が初めて「ほぼ50億ドル」に達したと報じられている。それだけに、加入者減少による中核収益への影響は無視できなかったことがうかがえる。
シャルマ氏は就任直後から、値上げ後の料金が「高すぎる」と問題視していたと噂されており、早期対応の兆候はあった。
さらに最近、Xbox公式ブログは「return to exclusives(独占タイトルへの回帰)」という表現を用い、『Gears of War: E-Day』と『Clockwork Revolution』をXboxコンソール独占(時限独占ではない)タイトルとして明示している。シャルマ氏自身もインタビューで「プラットフォームである以上、独占コンテンツは必要だ」と述べており、全面的なマルチプラットフォーム戦略を見直す姿勢を示唆していた。
さらに次世代Xbox“Helix”についても、シャルマ氏は「手の届く価格にしたい」との趣旨を語っている。今後、同氏の指揮の下でXbox事業が再び勢いを取り戻せるのか注目したいところである。
- Source: Geoff Keighley(X)
- via: Windows Central
