Linuxは進歩を続けています

Linux 7.0カーネル、なぜか『Rock Band 4』のギターコントローラーサポート追加

Munenori Taniguchi

Image:Rock Band

先週、Linuxカーネルの次期バージョンとなる7.0に、HIDサブシステムの変更がマージされた。HIDとはHuman Interface Deviceの略で、代表格はキーボードやマウスだが、ゲームコントローラーなどもこれに含まれる。

Phoronixが最初に伝えたところでは、Linux 7.0カーネルではPlayStation 4およびPlayStation 5向けに設計されたゲーム『Rock Band 4』用のギターコントローラー、PDP RiffMasterとCRKD Gibson SG(ドングル含む)のネイティブサポートが取り込まれたことがわかった。

この統合により、Linuxカーネルは『Rock Band 4』用ギターを接続しただけで正しく認識し、デバイス上のボタンやレバーなどの基本機能がきちんとマッピングされ、互換性のあるゲームやアプリケーションで正常に動作するようになる。

CRKDギターコントローラーのサポートはカーネルバージョン6.19で追加されていたが、今回のマージにより、最近の流れでもあるゲームプラットフォームとしてのLinuxというイメージがさらに強まるかもしれない。

そうなれば、Linuxがより幅広いユーザーに魅力的な存在になる可能性が高まる。そしてそうなれば、より厳格なテストとコミュニティ開発が促進されるようになり、最終的にはより堅牢で安全なOSの実現にもつながってゆく可能性が高まるだろう。

ちっぽけな改善にすぎないかもしれないが、オープンソースの開発コミュニティは、こうした小さな機能強化の積み重ねによって成り立っている。Linuxカーネルの継続的な改善と拡張は、安全で回復力のあるコンピューティング環境を維持するための基盤となる。十分なサポートを受け、積極的に開発されているカーネルは、セキュリティ上の脆弱性に迅速かつ効果的に対処できる可能性が高く、プラットフォーム全体の整合性の向上に貢献していくはずだ。

ちなみに、今回のカーネルへの機能追加は他に、ASUSノートパソコンのFnロックとWMIファン制御の修正、エレコムの大玉トラックボール「HUGE Plus」のサポートやレノボ「Yoga Book 9i」のマルチタッチの不具合の修正なども含まれている。 

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