やはり秋の主役は折りたたみiPhoneか

Phone 18 Pro、予想される「5つの特徴」。可変絞りや2nmチップ搭載へ

多根清史

Image:Enkhtulga Khandsuren/Shutterstock.com

アップルの次期フラグシップ機「iPhone 18 Pro」および「iPhone 18 Pro Max」の発売までには約7か月あるが、これらのデバイスに搭載が予想される5つの新機能をアナリストが報告している。

中国の投資会社GF Securitiesのアナリスト、Jeff Pu氏は研究ノートで次の機能を挙げている。これらの多くは、複数のサプライチェーン情報筋や中国リーカーらが伝えてきた見通しとも符合している。

可変絞りカメラ

両モデルのメイン48MP Fusionカメラに可変絞り機構を備えるとのことだ。これにより光量と被写界深度をユーザーが制御できる見通しである。ただし、スマートフォンの小型センサーでは効果は限定的となる可能性がある。

ダイナミックアイランドの小型化

Face IDの一部コンポーネントがディスプレイ下に移動されることで、ダイナミックアイランドは小さくなる見通しとされる。この領域は「Face IDとフロントカメラの視野を確保するための切り欠きを隠す」役割を担っており、配置される部品点数が減れば必要な面積も小さくなるためである。

ここでいう一部コンポーネントとは、具体的には投光イルミネーター(顔全体に赤外線を均一に照射する装置)だとみられている。これは「光を照射するだけ」の部品であり、外部からの光を受信する必要がなく、ディスプレイ透過性の要求が比較的低いからである。

A20 Proチップ

TSMCの最先端2nmプロセスで製造されたA20 Proチップを搭載すると予想されている。3nmのA19 Proと比べ、性能と電力効率はいずれも向上する見通しだ。さらに最新パッケージング技術WMCMも合わせて導入され、AI処理の高速化や熱処理の改善も期待されている。

N2ワイヤレスチップ

iPhone 17シリーズ全モデルおよびiPhone Airモデルに搭載されたN1ワイヤレスチップ(Wi-Fi 7、Bluetooth 6、Thread対応)の後継である。アップルはN1チップについて、パーソナルホットスポットやAirDropなどの性能や信頼性が向上したと述べており、N2チップでもその方向性がさらに強化されるとみられる。

C2モデム

iPhone 16eのC1、iPhone AirのC1Xに続く第3世代である。速度は2倍以上とされ、アップルはC1Xモデムについて、C1の最大2倍の速度であり、これまでのiPhoneで最も電力効率の高いモデムだと主張している。これらの改善は、C2モデムでも継続、ないしアップグレードされる可能性がある。

これらの予想は、おおむねBloombergのMark Gurman記者も最新のニュースレターで裏付けている。ただし、iPhone 18 Proは「大きなアップデートにはならない」とみられている。

可変絞りにせよ通信チップの改善にせよ、前モデルから印象を一新するような変化とは言い難い。今年秋の注目の的は、アップル初の折りたたみiPhoneとなりそうである。

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