プライバシー保護とコントロール可能を強調
ChatGPT、ついに広告開始。まず米国で無料ユーザーにテスト

OpenAIは2月9日(米国時間)から、米国内でChatGPTでの広告テスト配信を開始したと報じられている。
競合するAnthropicはスーパーボウルにおいて、OpenAIを標的にしたとみられる「AIに広告は不要」というCMを放映した。そのわずか数時間後、ChatGPT内で広告テストが始まったと報道された形である。なおOpenAIは1月半ばのブログで広告導入をすでに予告しており、「いつ開始されるのか」に注目が集まっていた。
米CNBCの匿名情報筋によれば、OpenAIは2月9日にChatGPT内での広告テストを正式に開始するという。同社はブログにおいて、広告には明確に「スポンサー広告」とラベルを付け、チャット回答の最下部に表示し、回答内容そのものには影響を与えないと説明していた。
広告の対象となるのは、当面は無料ユーザーと低価格プラン「ChatGPT Go」ユーザーである。現時点では、より高価なChatGPT Plus/Pro/Business/Enterpriseのユーザーは広告表示の対象外とされている。
また、ChatGPT内広告に関するOpenAIの公式説明は次の通りである。
- テストでは、現在の会話内容に関連したスポンサー付き商品・サービスを提案する形式を想定
- ChatGPTの回答は広告の影響を受けず、「回答=最も役立つ内容」「広告=別枠」として厳密に分離
- ユーザーの会話やデータは広告主に渡さず、広告主に販売されることもないとし、プライバシー保護を強調
- テスト対象は米国内、18歳以上のログイン済みユーザー
- 年齢が18歳未満と申告・推定されるアカウントには広告を表示しない
- 健康、メンタルヘルス、政治など、センシティブまたは規制対象のトピックでは広告を表示しない
- ユーザーは「広告を表示しないオプション」や「データ/パーソナライズ使用をオフにする設定」を利用可能
- 広告は個別にスキップ(非表示)でき、その理由をフィードバックすることも可能
かつてOpenAIのサム・アルトマンCEOは、広告とAIの組み合わせについて「自分にとって非常に不気味だ」と述べ、「ビジネスモデルとしては最終手段だ」と語っていた。しかし、2027年半ばまでに資金が枯渇するとのアナリスト予測もあるなか、なりふり構っていられないのかもしれない。
