ただし、今回の事故はスクールバスでなくSUVの横を通過したときでした

スクールバス「違法追越し多発」Waymoロボタクシー、ついに児童をはねてしまう

Munenori Taniguchi

Image:Gerry Matthews/Shutterstock.com

Googleの自動運転ロボタクシー事業Waymoは、なにかとお騒がせなイーロン・マスク氏のテスラの同事業に比べて着実に走行実績を積み上げ、サービス提供地域も増やしている印象だが、事故や違反、異常な動作がまったくないわけではない。

先週、Waymoはカリフォルニア州サンタモニカにある小学校付近で、下校時間帯に道路を横切ろうとした児童をはねる事故を起こしてしまった。

幸いにも児童は軽傷で済んだ。だが、Waymoは昨年12月、アトランタとテキサス州オースティンで、スクールバス近くで一時停止義務を怠る事例の報告が相次ぎ、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が調査を開始したことが報じられていた。そんなこともあり、人によっては「とうとう」といった印象を受けたかもしれない。

Waymoは、今回の事故が発生した後すぐに米運輸省道路交通安全局(NHTSA)に報告し、今週の同サービスのブログ記事で「歩行者が背の高いSUVの後ろから突然道路に飛び出し、私たちの車両の進路に直接進入してきた際に発生した」と説明した。

そして、Waymo車両の自動運転システム「Waymo Driver」は子どもを認識してすぐに急ブレーキをかけており、接触前に「約27km/hから6km/h未満まで速度を落とし」たと主張。これが人間のドライバーなら約22.7km/hでぶつかっていたと予測される、と述べている。

Waymoは自動運転車が人間のドライバーよりも安全だということを売り文句にして、米国の都市部でのサービス提供を拡大してきた。NHTSAは事故車両が「2020年に導入された第5世代自動運転システム」ソフトウェアを使用していたものの、安全運転対策としてのドライバーは搭乗していなかったとし、同車両がスクールゾーンで正常に機能しているかどうかを検証する予定であるとした。

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