マイク性能とマルチポイント機能が優秀
聴くだけじゃなく“音声入力”にも役立つ、ボーズ「QC Ultra Earbuds 第2世代」【推しモノ2025】

近年、毎日の原稿を書くのに音声入力を活用しており、そこで重要になるのがマイク。これまで様々な製品や方法を試してきたが、今年に最も気に入ったのが、ボーズの完全ワイヤレスイヤホン「Bose QuietComfort Ultra Earbuds 第2世代(以下、QC Ultra Earbuds 2)」だ。
QC Ultra Earbuds 2は、強力なノイズキャンセリング機能を搭載。その静音性は非常に高く、電車に乗っているときの騒音を大幅にカットできる。また、空間オーディオにも対応しており、音楽などをライブのように包まれるようなサウンドで楽しめる。

しかし、筆者が気に入ったポイントはそこではない。マイク性能とBluetoothのマルチポイント機能の使い勝手の良さだ。
音声入力において重要なのがマイクの品質だ。ノイズを拾うと音声の誤認識が増え、余計な手間がかかってしまう。近年はオンラインミーティングが広がったことにより、マイク性能が高いイヤホンが増えている。本機は左右に各4つのマイクを搭載しており、実際に音声入力をしてみたが、音声がクリアなため誤認識が少なかった。
もうひとつ大きいのが、Bluetoothのマルチポイント機能だ。筆者はQC Ultra Earbuds 2を、iPhoneと原稿書きに使うPCの両方とペアリングし、同時に接続している。マルチポイント機能は1度に入出力ができるのが1台なので、たとえば、iPhoneで音声再生中にPCのマイク入力は使えない。だが、QC Ultra Earbuds 2はこの切り替えがスムーズにできる。

筆者が試した他のイヤホンでは、iPhoneからPCに切り替えるときに、いちどiPhone側のBluetoothをオフにしないとうまく切り替わらない(接続はできているがサウンドの入出力が正しくできない)こともよくあった。だが、QC Ultra Earbuds 2ならスムーズに切り替えてくれる。おかげで切り替えの煩わしさがなく、スムーズに音声入力ができるのだ。
もちろん移動中は、音楽やポッドキャスト、ラジオなどをQC Ultra Earbuds 2で楽しんでいる。音質やノイズキャンセリング性能の高さという基本機能に加えて、音声入力時の使い勝手の良さが決め手なのだ。
