従来よりも「装着していることを忘れる」とのこと

ファーウェイ、大ヒットのイヤーカフ型イヤホンが第2世代に。「FreeClip 2」GREEN FUNDINGで支援開始、最大22%オフ

編集部:平山洸太

「HUAWEI FreeClip 2」(Image:HUAWEI)

ファーウェイ・ジャパンは、イヤーカフ形状のオープン型完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeClip 2」のクラウドファンディングをGREEN FUNDINGにて開始した。一般販売時の想定価格は27,280円(税込)だが、最大22%オフの早期オファーを用意する。

2023年12月に登場し、世界累計350万台を販売した「HUAWEI FreeClip」の後継モデル。より装着感と音質をパワーアップさせた「イヤーカフ式イヤホンの決定版」だとアピールしている。カラーはブルーとブラックの2色。12月3日に本プロジェクトの予告が行われたが、本日から正式にスタートした格好となる。

本体は引き続き、再生部の「アコースティックボール」、各種チップなどを格納する「コンフォートビーンズ」、そしてこの2つをC字型のブリッジ「C-Bridge」で繋げる構成を採用。装着感を高めるため、前モデル比9%軽量化させつつ、体積を11%削減している。質量は片耳あたり5.1g。

Image:HUAWEI

デザインの改良にあたり、グローバルで1万人以上の耳型データを活用し、イヤホン形状をさらに最適化。装着安定性と適合性も12.3%高めたという。また、C-Bridgeは形状記憶合金を液体シリコンで覆うことで弾性を25%強化。25000回以上の折り曲げテストでも変形しない耐久性を実現している。

サウンド面については、同社特許取得済みの「デュアル振動板ドライバー」により、音量を6dB(体感では2倍)向上させている。このドライバーは、2つの振動板(10.8mm+14mm相当のリング状)を搭載することで表面積を広げ、低音の駆動力を2倍にしたとのこと。これにより、音の厚みと迫力が前モデルから高めた。

Image:HUAWEI

前モデルから引き続き、イヤホンの左右自動識別に対応し、イヤホンの左右の区別がない仕様となっている。逆音波による音漏れ防止システムも継承する。落下防止センサーを新搭載し、装着中のイヤホンが落下した場合、もう片方からアラート音を鳴らす機能も備えている。

同社初のNPUプロセッサーを搭載しており、前モデル比5倍の演算力と高いAI演算性能を備える。これにより、環境の騒音レベルに合わせてイヤホンのサウンドを調整する「AI音量自動適応」機能を実現している。なお、この機能は0〜85dBの騒音レベル下で利用可能。購入時はオフになっており、利用にはアプリから「適応音量」をオンにする必要がある。

Image:HUAWEI

チップの強化により通話時のノイズキャンセリング(マルチチャネルDNNアルゴリズム)も強化されており、より通話相手にクリアな声を届けられるとのこと。マイクは前モデル同様、デュアルマイク+骨伝導 VPUセンサーとなる。また、環境騒音が85dB以上のシーンにおいて、AIが相手の音声を自動強調して再生する「スマート音量自動調整」も利用できる。

操作においては、ビーンズ部分をスライドさせる操作を新たにサポートしており、スライド操作で音量調整や曲送りに対応する。従来と同様、タップ操作による通話の応答/終了や再生/終了、音声アシスタントの起動が利用可能。

ケースは従来の楕円からスクエアデザインに変更しており、外側はデニム風の質感に仕上げている。イヤホンの収納方法をクロス配置にすることでコンパクト化を図っており、ケースの外形寸法は約49.6W×50.0D×25.0Dmmとなる(前モデルは約59.7W×51.95H×27.35Dmm)。ケースを開いた際のサウンドは30種類以上から選ぶこともできる。

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ほか、連続再生時間はイヤホン単体で最長9時間、ケース併用で最長38時間。10分の充電で3時間の音楽再生が行える。また、イヤホンの防水性能はIP54からIP57に強化。ケースもIP54の防水性能を備えている。対応コーデックはSBC、AAC、L2HC。

GREEN FUNDINGにおけるプロジェクトは、12月12日から2月1日まで。購入者には先着1000名限定となるが、ノベルティとしてイヤホン用耳飾りを希望者にプレゼントする。

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