新センサーで精度向上
世界最細6.7mm、最長14日間バッテリーの国産スマートリング「SOXAI RING 2」

SOXAI(ソクサイ)は、睡眠管理用スマートリング「SOXAI RING 2」を12月10日に発売する。価格は39,980円(税込)で、利用にあたっての月額料金(有料サブスクリプション)は不要。
日本発のスマートリングの最新モデル。「唯一の国産の睡眠管理用スマートリング」として、光学バイタルセンサー、温度センサー、加速度センサーなどを備えている。精度を上げやすい指に装着することで、正確に健康状態を把握できるとしている。
SOXAIは2021年に創業し、2022年には初代モデル「SOXAI RING 0」をクラウドファンディングにて公開。2023年7月には、第2世代となる「SOXAI RING 1」を発表した。今回のSOXAI RING 2は、今年5月の「SOXAI RING 1.1」に次ぐ新モデルとなる。なお発売以来、シリーズ累計5万台を達成しているそうだ。
今回の新モデル投入にあたりロゴを刷新しており、同社の由来である「無病息災」を直接的に表現。加えて、 “健康であることの第一歩は、善き睡眠である” という価値を「sleep for health」という言葉として組み込んでいるという。

センサーには、独自開発した光電容積脈波センサー(PPGセンサー)「Deep Sensing」を搭載。心拍変化や体温、血中酸素濃度など、より詳細なデータを取得が可能になったとする。特に微細な変化を捉える解析精度を向上しており、特に睡眠時無呼吸の兆候を、これまで以上に高精度で把握できるようになったとのこと。

睡眠スコアを7項目に増加させており、最新の睡眠学のトレンド・睡眠学権威のアドバイスに基づいているとしている。初代から搭載してきた、睡眠時の呼吸傾向(4段階)も引き続き備えている。

リングの幅は世界で最も細い6.7mm。ストレスなく睡眠中でも装着できるようにすることで、睡眠を妨げることなく心拍数や体温などを記録できるとする。リングの厚みは2.7mm。外側には0.3mm程度に薄くしたチタン合金を採用することで強度と軽さを追求しつつ、表面にはシチズン時計の表面硬化技術「デュラテクト」を施している。

世界最長となる、最大14日間のバッテリーを実現。従来の9日間から1.5倍に向上している。充電時間は1〜2時間。これにより、24時間絶え間なく健康を見守ることができるとしている。100m防水により、手洗い、入浴、サウナといったシーンにも対応する。

製造はシャープの技術支援を受けて自社で行っているという。シャープの精度やこだわりにより、安定した品質を実現しているとのこと。組み込みから検査まで自社工場で行っており、検査については全数をチェックしているとしている。
本体のサイズは、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26号の10種類。カラーはシルバー、マットシルバー、マットブラック、ピンクゴールド、ゴールド5種類となる。なお、ゴールドは同社公式ストア、Amazon、ビックカメラ.com、ヨドバシ・ドット・コム限定で取り扱う。

創業者の渡邉達彦氏は、SOXAIを創業するきっかけとして、自身が「睡眠時無呼吸症候群の対策によって文字通り世界が変わるという経験」をしたことを紹介。それまで「自分が異常な状態であるということに気づかなかった」と述べ、 “苦しんでいながら気づけない人” を技術の力で解決したいとした。

また渡邉氏は、「QoLの向上のためには心身ともに健康であることが不可欠」と話しており、センシングの技術を活用することで「人々が日常生活のなかで自然と健康問題に取り組むことができる世界」を目指していくとのこと。SOXAI RINGのような製品を展開していくことで、「最終的には社会保障費の課題、平均寿命と健康寿命のギャップ、こういった社会全体の健康課題を解決していきたい」とアピールした。
