タテ型のThinkBook Plus Gen 6 Rollableは発売中
レノボ、画面が“横に伸びる”ゲーミングノートPCをCES 2026で発表か

レノボは横方向に拡張可能なローラブル(巻き取り式)ゲーミングノートPC「Legion Pro Rollable」を開発中であり、来年初めのCES 2026で発表する予定だと報じられている。
これはWindows Latestが独自情報と予想レンダリング画像をもとに伝えていることだ。レノボはすでに最初の製品であるThinkBook Plus Gen 6 Rollableを今年1月のCESで発表し、「世界初のローラブルPC」と喧伝している。14インチ有機ELパネルを搭載し、上方向に展開して16.7インチの縦長画面となり、コーディングや長尺のExcelシートなど生産性重視の作業に適した設計である。
今回登場するLegion Pro Rollableは、標準の16:9から21:9のウルトラワイドに拡張し、ゲーミングブランド「Legion」シリーズにふさわしい仕様になるとされる。
本製品はIntel Core UltraプロセッサーとWindows 11を搭載するとみられる。詳細は不明だが、ThinkBook Rollableの仕様から、画面サイズは14インチ以上(それが16インチ前後に拡張)、リフレッシュレートは120Hz以上になる可能性が高い。
ThinkBook Plus Gen 6 Rollableは、モーター駆動による画面展開、折りたたみや巻き取りに対応したPOLED(フレキシブル有機EL)パネル、展開時に画面を平らに保つ張力フレーム機構を備えている。この先進技術はLegion Pro Rollableにも転用されると考えられる。
仕組みとしては、未展開時には余分な画面パネルが筐体の左右に巻き取られて隠される。変形時にはモーターがローラーメカニズムを作動させ、拡張レールを外方向に伸ばす。物理フレームが拡大すると、それに伴って筐体内部に収納されていた巻き取り部分が引き出され、拡張した支持フレーム上に平らに展開され、途切れのない広い表示領域が形成されるという仕組みである。
一般にゲーミングノートPCは筐体が厚い。そのため内部スペースに余裕があり、天板に巻き取り機構を組み込んでも特別にかさばる印象を与えずに済むだろう。ThinkBook Plus Gen 6 Rollableは3500ドル(約50万円)からだが、Legion Pro Rollableはそれより安くなる可能性があるとみられている。
- Source: Windows Latest
- via: The Verge
