iPhone 17 Pro Maxの倍額で900万台も売れる?
折りたたみiPhone、2026年発売へ急接近か。ベイパーチャンバー搭載の可能性

アップル初の折りたたみiPhone、通称「iPhone Fold」は、すでに工程検証とプレ量産段階に入っており、残されているのはわずかなデザイン調整のみと報じられている。
台湾メディア経済日報によると、発売は2026年末までを予定している。また、主要サプライヤーの一部はすでに組み立てに必要な部品を出荷できる体制を整えているという。
報道によれば、iPhone Foldは5年にわたり開発が続けられてきたという。当初は「階段の足音しか聞こえず、誰も降りてこない」と例えられるほど動きが見えなかったが、近頃は市場やサプライチェーンで関連情報が急激に増え、進展が明確になってきた。特に先月、長年の課題だった「シワのない折り目」の実現に成功したとされ、状況が一気に動いたようだ。
iPhone Fold向けには広範囲なサプライチェーンが構築されており、サムスン、TSMC、Foxconn、新日興、奇鋐(Chi Hong)、Largan Precisionといったメーカーが大きな恩恵を受けるとされる。注目すべきは、奇鋐製のベイパーチャンバー冷却システムが搭載されると伝えられる点だ。この部品はiPhone Air後継機向けに噂されたことはあったが、iPhone Foldとの関連で触れられたのは今回が初である。
また、初年度の出荷台数は最大900万台と見込まれており、これは世界の折りたたみスマホ市場の30〜40%を占める規模になるという。本体価格は約2400ドル(約37万円)とされ、iPhone 17 Pro Maxの約2倍に達する可能性があるが、それでも需要が喚起されるのか興味深いところだ。
主な予想仕様は以下の通りである。
- ブック型の横折りデザイン
- 内側に7.8インチのフレキシブルディスプレイ、外側に5.5インチのカバーディスプレイ
- iPhone 18 Proと同じ、初の2nmチップ「A20 Pro」を搭載
- 世界初となる2,400万画素の画面下インカメラを採用し、既存Android折りたたみ機(4〜8MP)を大きく上回る画質
- バッテリー容量は5400〜5800mAhで、iPhone史上最大
- 生体認証はFace IDではなくTouch ID
- カメラ構成は外側デュアル48MP+内側画面下カメラ+前面ホールパンチカメラの計4基
- 発売時期は2026年秋で、iPhone 18 Proシリーズと同時期
