iPadOS 26.2ベータ2では不可
iPhone 17 Pro MaxでiPadOSが動いたという報告。折りたたみiPhoneの未来を先取りか

iPhone 17 Pro Max上でiPadOS 26を実行する動画がX(旧Twitter)に登場し、数百万回再生されるほどの注目を集めている。
まずDuy Tran氏が投稿した動画では、本来iPhoneではできないはずのマルチウィンドウ表示やステージマネージャが軽快に動作しており、記事執筆時点で320万回以上再生されている。続くHuy Nguyen氏の動画も170万回以上再生され、その関心の高さを裏付けるとともに、フェイクではないことも示唆されている。
もっとも、Duy Tran氏は別の投稿で、iPhone 17 Pro MaxでiPadOS 26が動く現象は本質的にバグだと説明している。具体的には、MobileGestalt(iOSやiPadOSでデバイスモデル名や画面サイズなどの情報を管理するコアコンポーネント)に関する脆弱性を利用し、「com.apple.MobileGestalt.plist」という構成ファイルを書き換える手法が使われているという。
アップルはこの問題をすでに認識しているようで、iPadOS 26.2ベータ2では修正済みとされる。裏を返せば、現行のiPadOS 26.1やiPadOSベータ1ではまだ「アップグレード」が可能であるとも言える。ただし、セキュリティ上のリスクが指摘されており、完全に自己責任の領域である。
iPadOS 26はiOS 26と見た目こそ近いが、大画面向けに最適化された独自機能を備えている。大型のドックやサイドバイサイド表示(2つのアプリ、または同一アプリの複数ウィンドウ同時表示)がその代表例だ。とくにiPadOS 26ではマルチタスク強化や上部メニュー追加により、iPadをよりMac的に操作できるようになっている。
こうしたiPadOSの特性を活かせるiPhoneは、現状ではまだ存在していない折りたたみiPhoneのみだろう。これは2026年秋にiPhone 18 ProおよびiPhone 18 Pro Maxとともに登場すると期待されている。
折りたたみ時は従来のiPhone同様に扱え、広げれば8インチ級の画面を活かしてiPad的な操作体系を組み込める可能性が高い。今回の事例は、その未来を先取りするような意味合いを持つと言えるだろう。
- Source: Duy Tran(X)
- via: BGR
