通知じゃなく自分のペースで
ポラール、画面のないスマートウォッチ「Loop」。“自分のペースで”データ確認

ポラール・エレクトロ・ジャパンは、ウェアラブルデバイス「Polar Loop」を発表。11月下旬ごろからMakuakeで先行販売を開始する。一般発売は2月上旬ごろで、価格は29,700円(税込)を予定する。
本機はスマートウォッチからディスプレイを取り去ったようなアイテムで、同社は「デジタルデトックスしながら健康習慣」を実現できると説明。あえてディスプレイを搭載しないことにより、通知や知覚的な刺激から解放でき、自分のペースで心と体を整えられるとしている。

本体の質量は30gの軽量設計で、就寝時にも使えるような心地よい着用感を追求。ベルトは布製で、面ファスナーによってサイズを調整可能。2サイズのベルトが付属する。


本体はシンプルなデザインを目指している。本体カラーはベージュ、ブラック、ブラウンの3色を用意。交換用ベルトとして、ベージュとブラックとブラウンのほか、オレンジ、ネイビー、グリーンを用意する。交換用ベルトの価格は、いずれも3,850円(税込)。
心拍センサーは、3色(赤/オレンジ/緑)のLEDを合計10個搭載する、同社のPolar Precision Prime心拍センサーを搭載。複数のLEDの色で異なる深さの血管を検知することで、心拍数計測の精度を高めたという。

バッテリー持続時間は最大8日間で、30mの防水と-10℃〜50℃の温度に対応。16MBのメモリーを内蔵し、スマートフォンと同期しなくても約4週間分の計測データを保存しておける。有料でのバッテリー交換にも対応。

ディスプレイを搭載していないため、各種計測データはスマートフォンの専用アプリから確認を行う必要がある。アプリはiOS版とAndroid版を用意し、30分ごとにBluetooth経由でデータを同期する。
これまでポラールは、主にアスリートに向けた、スポーツ用のモデルに力を入れてきた。今回のモデルは「健康習慣の日常化」のサポートに主軸を置いており、 「あえて激しい運動をしなくても1日に必要な運動量は達成できる」という視点で、日常生活における運動量をアプリで可視化できる。気になるときに自分のタイミングでアプリを確認することで、「無視せず自然に健康管理」ができるとのこと。
アプリでは、歩数や活動時間、移動距離、消費カロリーといった活動量の計測が可能。運動の計測、睡眠の時間や状態の計測、自律神経の計測も自動的に行われるようになっている。

