小幅だが実用的なアップデート

iOS 26.2、12月配信へ。ロック画面のLiquid Glass調整や通知フラッシュなど6つの新機能

多根清史

Image:Runrun2/Shutterstock.com

アップルは先週、AirPodsのライブ翻訳機能をEU地域に拡大するというプレスリリースの中で、次期システムソフトウェア「iOS 26.2」を12月に全ユーザー向けへ配信する予定であることを事実上認めた。もっとも、現時点では具体的なリリース日は明かされていない。

すでにiOS 26.2の最初のベータ版は開発者向けに公開済みであり、そこから判明している新機能は以下の6つである。なお、日本向けにすでに実装済みのライブ翻訳機能や、日本では提供されないApple News関連機能は除外している。

1. ロック画面のLiquid Glassスライダー

ロック画面の時計周囲にかかる「Liquid Glass」の透明度を調整できる新スライダーが追加される。これにより、ユーザーは時計表示のクリア度やフロスト(曇り)具合を細かく設定できるようになる。この機能は、iOS 26.1で導入されたLiquid Glass調整オプションの進化版にあたる。

2. Apple Musicでオフライン歌詞表示に対応

Image:MacRumors

Apple Musicで、Wi-Fiやモバイル通信に接続していなくても楽曲の歌詞を表示できるようになる。

3. 睡眠スコアの評価基準を改訂

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ヘルスケアアプリの「睡眠スコア」評価範囲が変更される。たとえば「非常に低い」は従来の0〜29から0〜40へ拡大し、「非常に高い」は90〜100から96〜100に修正される。

アップルによれば、スコアは睡眠時間、就寝の一貫性、夜間に目覚める回数と時間をもとに算出されるという。

4. リマインダーのアラーム機能を追加

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リマインダーアプリに「緊急(Urgent)」トグルが新設される。これをオンにすると、指定した時刻にアラームが鳴る仕組みだ。これまでの通知のみだった仕様から、より気づきやすくなる見通しだ。

5. Apple Podcastsの機能強化

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ポッドキャストアプリに以下の3つの新機能が追加される。

  • エピソードを自動的にチャプター区切りする機能
  • タイムスタンプリンクをタップして好きな場所へジャンプできる機能
  • 再生中や文字起こし表示中に、他のポッドキャストへの参照リンクを表示する機能

6. 通知時の「画面フラッシュ」に対応

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これまでの「背面LEDフラッシュ通知」に加えて、iPhoneの画面そのものを光らせて通知を知らせることが可能となる。

設定アプリの[アクセシビリティ]→[オーディオとビジュアル]→[アラートのフラッシュ(旧称:LEDフラッシュ通知)]の項目に、「LEDフラッシュ」「画面」「両方」の3つのオプションが追加される見込みである。

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