アップルはAirを諦めていない?
折りたたみiPhone、24MPの画面下カメラ搭載か。iPhone Airは「3」まで登場の可能性

アップルが2026年後半に発売すると噂されている初の折りたたみ式iPhone(通称iPhone Fold)に関して、新たな情報が明らかになっている。画面下に配置されるUDC(Under Display Camera)方式の自撮りカメラが、少なくとも1基搭載される見込みだ。
これは大手金融機関JPモルガンがまとめた、2027までに発売予定のiPhoneシリーズのスペック表(著名リーカーMax Weinbach経由)に基づくものだ。その中で、iPhone Foldには24MPのUDCカメラが少なくとも1基搭載されると記されている。
つまり、折りたたみ画面かカバー(折りたたみ時の外側)画面のいずれかが「穴のない」ディスプレイになる見通しだ。
さらに今回の仕様書には、iPhone Foldに関する次のような情報が含まれている。
- 背面には48メガピクセルの超広角レンズを含むデュアルカメラ構成
- 可変絞り非対応
- 望遠レンズなし
- ToF(Time of Flight)センサーなし
- Face IDなし
加えて、現時点で噂されているiPhone Foldの主な仕様は以下のとおりである。
- 本のように左右に開閉する構造
- 折りたたみ時の厚さは10mm未満
- 内側ディスプレイは7.8インチ、外側ディスプレイは5.5インチ
- アップル自社開発のC2モデムおよびA20プロセッサを採用
- メモリは12GB、ストレージは最大1TB
- バッテリー容量は最大5,500mAh
- 価格はおよそ2,000ドル前後
なお、JPモルガンの資料では、超薄型モデルの後継機「iPhone Air 2」が2026年に、「iPhone Air 3」が2027年に登場すると予想されている。
初代iPhone Airについては「実質的に需要がない」とされ、8割以上が減産されるとの報道もあったが、売上が低迷したiPhone miniも2世代にわたって発売された経緯がある。アップルが新しいフォームファクターを数世代は継続する傾向を踏まえると、Airシリーズが今後もしばらく維持されるのは自然な流れといえる。
- Source: Max Weinbach(X)
- via: Wccftech
