発表直後にキャンセルページにアクセス殺到
Xbox Game Passが大幅値上げ。日本ではUltimateが約90%高く

マイクロソフトはXbox Game Passのサブスクリプションを大幅に改定し、特に最上位プラン「Ultimate」の価格を日本では約90%引き上げた。なお米国では月額19.99ドルから29.99ドルへの値上げであり、引き上げ幅は50%である。
既存の3プランはすべて改定され、名称も変更された。「Game Pass Core」は「Essential」に、「Game Pass Standard」は「Premium」に改められ、Ultimateの名称はそのままとなった。既存加入者は自動的に新プランへ移行する。
以下に、日本向け公式ページの情報を踏まえたXbox Game Passの新プラン「Ultimate」「Premium」「Essential」の内容と価格をまとめる。
Ultimateプラン
- 月額料金:2,750円(旧価格1,450円から約90%値上げ)
- ゲーム数・ライブラリ:400本以上、新作多数を発売初日から提供
- 対応プラットフォーム:Xboxコンソール、PC、クラウドゲーム対応デバイス
- 主な特典:
- Fortnite Crew(11月18日から追加)
- Ubisoft+ Classics(50本以上の代表的なゲーム)
- EA Playの利用可能
- 最大1440pでのクラウドゲーム
- Microsoft Storeで最大100,000ポイント獲得可能なRewardsプログラム
- オンラインマルチプレイや各種ゲーム内特典(League of Legends、CoD Warzoneなど)
Premiumプラン
- 月額料金:1,300円(旧Standardの1,100円から約18%値上げ)
- ゲーム数・ライブラリ:200本以上
- 対応プラットフォーム:Xboxコンソール、PC、クラウドゲーム対応
- 主な特典:
- Minecraft、Forza Horizon 5、GTA VなどPCで遊べる多数のタイトル
- 新作Xboxゲームを発売1年以内に提供(一部除外)
- 無制限のクラウドゲームプレイ
- Rewardsプログラムで最大50,000ポイント獲得可能
- オンラインマルチプレイや各種ゲーム内特典(League of Legends、CoD Warzoneなど)
Essentialプラン
- 月額料金:850円(旧Coreの842円からわずかに値上げ)
- ゲーム数・ライブラリ:50本以上
- 対応プラットフォーム:Xboxコンソール、PC、クラウド対応
- 主な特典:
- Hades、Cities: Skylines Remasteredなど人気タイトルを含む
- 無制限のクラウドゲームプレイ
- オンラインマルチプレイ利用可能
- Rewardsプログラムで最大25,000ポイント獲得可能
- 各種ゲーム内特典(League of Legends、CoD Warzone、Overwatch 2など)
今回の改定では、特に値上げ幅の大きいUltimateについてマイクロソフトは大幅なアップグレードを強調している。一方で、クラウドゲーミング(Xbox Cloud Gaming)はベータ期間を終了し、正式サービスへ移行した。従来はUltimate限定だったが、今後はPremiumやEssentialの下位プランでも利用可能となり、付加価値が高まることになる。
もっとも、Ultimateの大幅値上げが発表された直後には多くのユーザーが急きょキャンセル手続きを行い、その結果、キャンセル用ページが一時的にアクセス過多で機能不全に陥ったと報告されている。