PS5版は出ますか?
『Fallout 76』に2020年以来の大型アプデ到来。ウォルトン・ゴギンズのグールが登場、過去作インスパイアの新マップなど多数

Bethesda Softworksは、マッシブマルチプレイヤーオンラインロールプレイングゲーム(MMORPG)『Fallout 76』の大型アップデート「Burning Springs」を2025年12月にリリースすると発表した。
2018年のゲーム発売以来64回目にして、同ゲーム史上最大と称するこのアップデートでは、シリーズ過去作の『Fallout 3』および『New Vegas』にインスパイアされた新コンテンツや、Amazon Prime Videoの実写ドラマ『フォールアウト』に登場したウォルトン・ゴギンズ演じる「ザ・グール」が登場する。

過去作インスパイアと言っても、それらの作品の舞台がそのまま『76』に登場するわけではない。しかし「砂漠、デスクロー、レイダー」へのフォーカスによって、『3』や『NV』からの影響を表現したとのことだ。
まず、マップの西側に追加された、現実世界ではオハイオ州にあたる新エリアには、Falloutシリーズおなじみのモンスターが闊歩する焼けた砂漠の荒野が広がり、そのなかにNew Vegasの風景へのオマージュとなる、廃墟化したミニゴルフコースが現れたりする。
エリアの中央付近にあるハイウェイタウンでは、ドラマでウォルトン・ゴギンズが演じた、グール化したガンマンのクーパー・ハワードが登場し、新コンテンツとなるバウンティ(賞金稼ぎ)ミッションの数々をプレイヤーに与える。バウンティミッションは、最初は単独でこなせても、回を重ねるにつれ賞金首が協力になるため、あらかじめ仲間を集めて挑む必要性が出てくるはずだ。
ちなみに、このグールの音声はゴギンズ本人が演じている。ちなみにドラマの『フォールアウト』は時系列的にゲーム『Fallout』シリーズ全体よりも後の時代の話だが、グールは実質的に不老不死なので、クーパー・ハワードがどこで登場してもおかしくはない。
また、このアップデートでは、新たな武器や装備品なども豊富に追加され、居住地で飼える新ペットや、ミュータント化した豚のRad Hog(ラッド・ホッグ)」なども登場する。
追加コンテンツにはスーパーミュータントが統治する闘技場や、新たなクエストラインも含まれる。魚釣りにも将来的に季節ごとの旬の魚が登場するようになるという。
ゲームを開発するBethesdaは、過去1年ほどの間に数多くのパッチを提供して、ゲームの改善を加速してきた。それらがすべて歓迎されてきたわけではない(一部の武器の弱体化など)が、すべてのプレイヤーが公平に楽しめ、また新規プレイヤーにやさしい環境となることを目標とした改善だった。
12月にはドラマ『フォールアウト』の第2シーズンの配信も開始するため、新規だけでなく、またウェイストランドに戻りたくなるプレイヤーもたくさんいそうだ。
- Source: Bethesda Softworks(1) (2, YouTube)
- via: Polygon