エンディングに到達するだけでも大変だそうです

満を持して発売の脱出FPSゲーム『タルコフ』、新設4エンディング中の最難関到達は2%予想と開発者

Munenori Taniguchi

Image:Battlestate Games

東京・幕張で開催された東京ゲームショウ(TGS)2025に、8年を超えるベータ期間を経て、11月15日に正式リリースを迎える脱出系FPSゲーム『Escape from Tarkov』の開発者、ニキータ・ブヤノフ氏が登場した。

ブヤノフ氏は、このゲームに長らく存在しなかったタルコフからの脱出というエンディングが正式リリースによって4種類も用意されることを明らかにし、さらにそのうち最高の(あるいは最も到達するのが難しい)エンディングに到達できるプレイヤーは全体の2%程度になるとの予想を語った

ブヤノフ氏いわく、最高のエンディングに到達するのは非常に難しく「すべてのプレイヤーがタルコフから脱出できるわけではない」という。そして「本当にチャレンジングなゲームになるだろうし、タルコフから脱出できたことを人生で成し遂げた偉業として誇ってもいいだろう」とまで述べた。

当然ながら、正式リリース後も開発は継続的に行われる予定で、膨大な数の未発表コンテンツが今後5年間で追加されていく計画とのことだ。

また、このゲームでは一定期間ごとにプレイヤーのゲーム内進行状況(レベル、装備、アイテム、所持金、クエスト進行度)をリセットし、全員を同じスタートラインに戻す「ワイプ」と呼ばれる処理が行われている(大きめのアップデートを伴うこともある)が、ブヤノフ氏は正式リリースのタイミングではすでに7月に行われた「ハードコアなワイプ」とは違う、「ソフトコアな調整」を適用する予定だとXで述べている。

4つあるとされるエンディングそれぞれについても、最も基本的なものですら、これまでで最も困難なタスクとされる「Kappaコンテナ」の取得を超える労力を要するとのうわさがあがっている。すでにタルコフの世界にどっぷりと浸かってしまっているプレイヤーには、これらすべてを制覇するという新たなモチベーションが与えられることになる。

これまでにゲーム配信者らのプレイを見たりして興味を持っていた人たちにとっても、Steamでの取り扱い開始もあり、正式リリースはこのゲームを始める良い機会になりそうだ。

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