2028年には折りたたみiPad登場との予想も

アップル、折りたたみiPhoneを台湾で試験生産か。発売は2026年の見通し

多根清史

Image:tinhkhuong / Shutterstock.com

アップルは台湾のサプライヤーと協議を重ね、現地への折りたたみ式iPhoneの試験生産ラインの設置を検討していると報じられている。

Nikkei Asiaの情報筋によれば、このラインでは「設備の検証やパラメータ・製造工程の微調整」が行われる予定で、設置場所としては台湾北部が候補に挙がっている。ただし用地の制約や人材確保の課題があり、試作ラインでも約1000人規模の人員が必要とされるという。

さらに長期的にはインドにも同様の試験ラインを設置し、量産に移行する計画もある。アップルはすでに「iPhone 17」シリーズなどの量産拠点をインドに構えており、中国依存からの脱却を狙っていると見られる。

アップルは複数のサプライヤーに対し、折りたたみモデルがiPhone全体の需要を刺激すると説明しており、2026年の出荷目標を9500万台(前年比10%増)に設定したという。これまでの複数の情報源も、初の折りたたみiPhoneが2026年の「iPhone 18」シリーズの一環として登場すると伝えてきた。著名アナリストMing-Chi Kuo氏も2026年の折りたたみiPhone投入と2028年の折りたたみiPad登場を予想している。

Kuo氏による初代折りたたみiPhoneの予想仕様は以下の通りである。

  • フォームファクタはブック型(「Galaxy Z Fold」シリーズのような横折り)
  • 内側7.8インチ折りたたみディスプレイ+外側5.5インチディスプレイ
  • 価格は2000〜2500ドル
  • 生体認証はFace IDでなくサイドボタン統合型Touch ID
  • カメラは背面2基、内側1基、外側1基の計4基

BloombergのMark Gurman記者も、折りたたみiPhoneが2026年秋に発売されるとの予想を報じている

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