カメラ愛用者以外には必須とは言い難い

iPhone 17を最後に「カメラコントロールボタン」廃止の噂

多根清史

Image:Wongsakorn 2468/Shutterstock.com

今年の新型機「iPhone 17」シリーズが、カメラコントロールボタンを搭載する最後のモデルになる可能性がある(iPhone 18シリーズ以降は廃止される)との噂が報じられている。

中国WeiboのリークアカウントOvO欧欧奕奕奕奕宝宝宝宝酱酱OvOによれば、アップルは関連サプライヤーに対し、この部品の注文を打ち切る意向を伝えたという。その理由は、利用者が少なくコスト削減のためだとされる。

このリーカーはアップル未発表製品に関する情報を頻繁に発信しており、主にサプライヤー筋から情報を得ているようだ。ただしMacRumorsは「実績に乏しく、主に他人の情報をまとめることで知られ、今回も特定の情報源を明かしていない」として、信ぴょう性には疑問が残ると指摘している。

一方で、iPhone 16 Proのインド生産やiPhone 16シリーズのバッテリー容量を正確に予想した実績もあり、過小評価できないとの見方もある。

iPhone 16シリーズで初めて搭載されたカメラコントロールボタンは、ユーザーの評価が大きく分かれている。写真撮影を頻繁に行うユーザーには便利と好評だが、万人に必須とは言い難い。さらに「指が届きにくい」「押し心地に難がある」「動画撮影時の長押し操作が煩雑」といった不満の声もあり、改良の余地は大きいとみられる。

アップルがこのボタンを改良するのか、あるいは完全に廃止するのかは現時点で不明である。ただし、こうした噂が浮上すること自体が、一定のユーザーから不要とされている証拠ともいえる。

もっとも、iPhone 15 Proシリーズでミュートボタンがアクションボタンに置き換えられた際にも当初は不満の声が上がっていた。しかし多用途に利用できることから、今では概ね高い評価を得ている。カメラコントロールボタンも同じ道をたどり人気を挽回するのか、それともわずか2世代で姿を消すのか、今後の確度の高い続報を待ちたいところである。

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