本体サイズそのままにベゼル狭額化か

Apple Watch Ultra 3は画面大型化? iOS 26ベータから新情報

多根清史

Image:charnsitr/Shutterstock.com

今年秋に発売が見込まれる第3世代のApple Watch Ultra、いわゆる「Apple Watch Ultra 3」について、iOS 26の最新ベータ版から発見された画像により、現行モデルよりも画面サイズがわずかに大きくなる可能性が浮上した。

この画像を発見したのは、MacRumorsのライターであるAaron Perris氏である。今回見つけた未知のApple Watchモデルの画面解像度は422×514ピクセルであり、現行のApple Watch Ultra(410×502)よりも拡大している。

この解像度は、現時点で存在するどのApple Watchモデルにも該当せず、昨年サイズアップしたApple Watch Series 10(たとえば45mmモデルは396×484から416×496へと増加)とも一致しない。そのため、この新しい解像度はApple Watch Ultra 3に関するものと見られ、画面の大型化を裏付ける証拠とみられている。

この変更は、2つの可能性を示唆している。1つ目は、本体サイズ自体を大きくし、より大容量のバッテリーを搭載するというもの。2つ目は、現行の筐体サイズは維持したまま、ベゼルをさらに薄型化することで表示領域を拡大するという可能性である。いずれにしても、Apple Watch Ultraシリーズで画面サイズが変更されるという情報は初めてであり、今後の追加情報が待たれる。

画面サイズの変化に加えて、Apple Watch Ultra 3では以下のような新機能や改良も噂されている:

  • 衛星通信によるメッセージ送信機能
  • 高血圧の検知機能
  • LTPO3有機ELディスプレイ(Series 10で採用されたより高性能な常時表示技術)
  • 5Gセルラー通信への対応
  • 新型「S10」または「S11」チップの搭載

アップルは、米国時間の9月9日に開催されるとみられるiPhone発表イベントにて、Apple Watch Ultra 3を含む新しいApple Watchラインアップを正式に発表する見通しである。2023年に発売されたApple Watch Ultra 2以来、2年ぶりの後継機となるだけに、大きな注目を集めることになりそうだ。

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