MODなしで目的地までスイスイ
『Cyberpunk 2077』に大型アップデート。PS5/XboxのVRR対応、乗車時のオートドライブなど

CD Projekt REDは、息の長い人気ゲーム『Cyberpunk 2077』に大型アップデートをリリースする。
「アップデート2.3」と記されたこのリリースは、PC、PlayStation 5、Xbox Series X|S向けに提供されるが、PlayStation 5とXbox Series X|Sには、VRR(可変リフレッシュレート)のサポートが含まれる。VRRのサポートにより、特にフレームレート重視のパフォーマンスモードにおいて、画面がちらつくティアリングと呼ばれる現象が抑えられることが期待される。
一方PC版では、AMD製GPU環境向けにFSR 4対応のオプションが追加される(後日配信の専用ドライバーが必要)。またAMD FSR 3.1やインテル XeSS 2.0のフレーム生成機能への対応、HDR10+ GAMING認証済みのIntel GPUのサポートも追加になる(要対応ディスプレイ)。
また、プレイヤーキャラクターがバイクや自動車に乗って別の場所へ移動する際に、運転操作をせずに自動で目的地までたどり着けるオートドライブ機能もサポートされるようになる。

オートドライブは、PC版ではこれまで、MODと呼ばれるゲーム改変の仕組みを利用して使うことができた。これが、新たに公式の機能として追加されるということは、PS5やXboxでもオートドライブが可能になることを意味する。
なお、オートドライブは乗りものの運転操作をしなくて良いだけのものであり、目的地に瞬時に移動するファストトラベルではない。とはいえ、オートドライブ中にカメラモードを「シネマティックカメラ」に切り替えれば、移動中の自車の姿をドローンで捉えたような映像で眺めることもでき、これまでとはまた異なるナイトシティの姿を楽しめるかもしれない。
ゲーム内の好きな場面を画像として切り取れる「フォトモード」にも大幅な改良が加えられた。まず、キャラクターとライティングのオプションが大幅に拡張され、多数の新しい撮影方法の追加により、主人公キャラの “V“ や、仲間たちのスナップ写真もさらにバラエティ豊かになるはずだ。
ゲーム内コンテンツの追加としては、新たに4つの乗りものが登場するようになる。うち3つは、追加されるサイドジョブ(サイドミッション)の報酬として提供され、残りの1つはオートフィクサーからの購入で入手可能だ。
「アップデート2.3」のリリースは7月17日。Nintendo Switch 2 向けのアップデートは近日配信予定となっている。
PS5ユーザーなら、7月のPS Plusゲームカタログに『Cyberpunk 2077』が追加されたばかりなので、これからナイトシティに繰り出そうという人も多いはず。アップデートによってさらにゲームを楽しむことができるだろう。
- Source: CD Projekt RED
- via: Engadget