ゼルダ役は過去に「プリンセス」経験あり
実写版『ゼルダの伝説』、リンク&ゼルダ役がついに決定

実写映画版『ゼルダの伝説』の主役キャスト2名が正式発表された。リンク役はベンジャミン・エヴァン・エインズワース、ゼルダ役はボー・ブラガソンが務める。任天堂の宮本茂フェローが、同社のX(旧Twitter)アカウントを通じて告知したかたちである。
エインズワースは、Netflixのホラードラマ『ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー』(2020年)でマイルズ・ウィングレイヴ役を務めたほか、2021年のディズニー映画『フローラとユリシーズ』にも出演している。さらに、2022年のディズニー実写映画『ピノキオ』では主人公ピノキオの声を担当し、劇中で歌唱パートも披露して注目を集めていた。
一方、ブラガソンはフルCG映画『キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV』(2016年)において、少女時代のルナフレーナのモーションキャプチャーを担当。登場シーンはごく短いが、映像作品において “プリンセス” 役を演じた経歴を持つ。
当初、実写映画版『ゼルダの伝説』は2027年3月25日に公開予定とされていたが、その後2027年5月7日に延期されることが明らかにされた。約1か月半の延期理由を「制作上の都合」と説明しており、宮本氏は「十分な時間を取って、良いものに仕上げたい」とコメント。クオリティを高めるための準備が進められているようだ。
なお、過去に公開されたフルCG映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』も当初の予定から延期されており、その際も宮本氏は「楽しい映画に仕上げるために、もう少し時間をください」と述べていた経緯がある。
今回の実写映画版『ゼルダ映画』では、監督を『猿の惑星/キングダム』で知られるウェス・ボール氏が務め、脚本は『ジュラシック・ワールド』シリーズのデレク・コリノー氏が担当する。プロデューサーには『スパイダーマン』シリーズで知られるアヴィ・アラッド氏と宮本茂氏が名を連ね、任天堂とアラッド・プロダクションズが共同制作し、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが制作費用を任天堂と共同出資し、全世界への配給を担当する。
- Source: 任天堂(X)