新ヒンジで薄型化も実現
サムスン、画面大型化の縦折りスマホ「Galaxy Z Flip7」。カバーディスプレイがフルスクリーンに

サムスン電子ジャパンは、縦折りタイプの折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip7」を8月1日に発売する。同社ECストアにおけるSIMフリーモデルの税込販売価格は、164,800円(256GB)、182,900円(512GB)。カラーはブルー シャドウ、ジェットブラック、コーラルレッド、ミントの4色。
「パワフルなAI体験をカバー画面で自由に操作」できると説明する、折りたたみスマートフォンの新モデル。同時発表の横折りモデル「Galaxy Z Fold7」と同様に、手のひらにUltraスペック実現したモデルであると説明している。
カバーディスプレイは4.1インチで、前モデル「Galaxy Z Flip6」の3.4インチから大型化。シリーズ史上最も薄い1.25mmのベゼルによって、カバーディスプレイがフルスクリーンになったと説明している。日差しの下でも視認性を高めるビジョンブースターを搭載し、最大輝度は2600nit。リフレッシュレートは120Hzに対応する。

また、カバーディスプレイではGeminiを利用することも可能。ロック画面に各種情報が表示できるNow Barや、AIがユーザーに合わせて情報を知らせるNow Briefといった機能も最適化され、カバーディスプレイから利用できる。
なお、カバーディスプレイにおける壁紙のカスタマイズ性も向上しており、インタラクティブ壁紙では絵文字と背景色を自由に選べるように。加えて、時計の数字を画像に合わせて変化させることで一体感を高める機能も追加している。
メインディスプレイも6.7インチから6.9インチに大型化。横幅は68.6mm、Super AMOLEDディスプレイを採用する。リフレッシュレートは1〜120Hzの可変で、輝度も2600nitを継承している。

Galaxy Z Fold7と同じく、新たなヒンジ技術「Armor FlexHinge」を採用し、縦折りスマートフォンとしては最も薄い筐体を追求。前モデルの6.9mmから6.5mmに薄型化させている。同時に、回路基板も最も薄いものを実現したとのこと。カバー画面のベゼルを薄くするために防水機能も内部回路に実装している。

背面カメラは2眼構成で、2倍相当の広角(5000万画素)、超広角(1200万画素)を搭載。Flipシリーズならではの特徴として、カバーディスプレイを利用することで、高画質な背面カメラを使って地鶏が行える。この際の使い勝手を高める機能として、カメラの周囲にカメラモードの状態を表示させたり、片手でズームを行えたりといったことも可能となった。メインディスプレイ側のインカメラは1000万画素。
プロセッサーには「Exynos 2500」を搭載し、メモリは12GB。バッテリーはFlip史上最大の4300mAhとなる。使用時間も長くなり、動画再生においては最大31時間の連続再生が可能。前モデルの最大23時間から11時間延ばしている。そのほかのスペックとして、Wi-Fi 7に対応、IP48の防塵防水をサポートする。