2025年内にリリース予定
iOS 26、未発表の“隠し機能”が2つ判明。AirPods翻訳と公衆Wi-Fiログイン同期

先月のWWDC 25において、アップルは次期iOS 26に搭載予定の数多くの新機能を紹介した。しかし、さらに2つの未発表機能が存在し、これらは2025年中にリリースされると報じられている。
BloombergのMark Gurman氏によれば、これはWWDC 24で発表した機能の多くが遅延したり、いまだに提供されていない状況を踏まえ、同じ事態を避けるための判断だったという。実際、パーソナライズされたSiriも「思ったより時間がかかりそうだ」として2026年に延期され、識者から批判が集まっていた。
それら未発表の主な新機能は次の通りである。
AirPodsによる会話のライブ翻訳機能
たとえば、AirPodsを装着した英語話者がスペイン語話者と会話する場合、iPhoneが音声を検出して英語に翻訳し、その内容をAirPodsに返すという機能。英語話者の返答もスペイン語に翻訳され、iPhoneから音声として再生される。
iPhoneの「翻訳」アプリでも同様の会話翻訳は可能であるが、AirPodsで直接利用できることで、よりスムーズなやり取りが実現できる。Gurman氏はこの機能を「スタートレックのような体験」と表現している。
公衆無線LANのログイン情報同期機能
ホテルや空港、カフェなどのキャプティブWi-Fi(ログインが必要な公衆無線LAN)に一度ログイン情報を入力すれば、その情報がiPhone、iPad、Mac間で自動的に同期される。これにより、複数のアップル製デバイスで毎回同じネットワークポータルにログインする手間を省ける。
たとえば、新幹線内の無料Wi-FiサービスにiPhoneでログインした際、Macで再び認証する煩わしさを感じた人も多いだろう。そうした出張や旅行、ノマドワークの場面では便利に活用できそうだ。
iOS 26は、秋にiPhone 11以降のモデル向けに無料のアップデートとして正式に提供される予定である。