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自宅で本格コーヒーを手軽に!「全自動コーヒーメーカー」選び方ガイド

コヤマタカヒロ

Image:New Africa/Shutterstock.com

毎日飲むコーヒー。外出時はコンビニやカフェで買うことになるが、自宅でのモーニングや週末のブランチでも、美味しいコーヒーを淹れたいもの。しかしそのためにはさまざまな知識と技術が必要だ。

そこで用意したいのがミルを内蔵した全自動コーヒーメーカーだ。これがあれば、自宅でも簡単にカフェのようなコーヒーが淹れられる。ただし、全自動コーヒーメーカーには様々なタイプがあるため、どの製品を買えばいいのか、好みのコーヒーが淹れられるか、分かりにくいのだ。

そこで今回は、全自動コーヒーメーカーの種類や機能、使い勝手の違いを解説するとともに、好みのコーヒーが淹れられる製品の選び方について解説する。

“挽き立て”を手軽に実現できる全自動コーヒーメーカー

コーヒーメーカーは大きく分けて、粉をセットするドリップ式コーヒーメーカーと、自動で豆を挽いてコーヒーの抽出ができる全自動コーヒーメーカー、そして、1杯ずつに梱包されたカプセルやポッドなどをセットするカプセルタイプがある。中でも現在、人気なのが、挽き立てのコーヒーが淹れられる全自動コーヒーメーカーだ。

最大のメリットは、ミル工程(豆ひき)から抽出まで全自動にできる点。挽きたてのフレッシュな状態でコーヒーが淹れられる。好みや、その日の気分に応じて豆の挽き具合が設定できるのもポイントだ。

Image:Panasonic(出典:https://store.twinbird.jp/products/cmd457)

全自動コーヒーメーカーにはドリップ式とエスプレッソ式があるが、ドリップ式は複数杯をまとめて淹れることが可能。エスプレッソ式は、1〜2杯ずつ抽出するのが基本だが、プロのバリスタでないと難しいエスプレッソの抽出が自動でできるのだ。

デメリットは粉から淹れるタイプのコーヒーメーカーと比べて、本体が高価であること。また、コーヒーメーカー本体も大きくなるため、それなりの置き場所も必要となる。

全自動コーヒーマシンのタイプによる違い

全自動コーヒーメーカーにはさまざまなタイプがあり、それぞれにメリット・デメリットがある。ここではそれらの違いについて紹介しよう。

ドリップ式

ミルで挽いたコーヒー豆をフィルターに落として、そこに沸騰したお湯を通して抽出する方法。ハンドドリップで淹れる「透過式」の抽出方法と同じだ。

コーヒー豆とペーパーフィルター、お水をセットするだけで手間なく抽出できる。製品によるが、複数杯の抽出に対応しており、家族みんなのコーヒーをまとめて淹れたいといったニーズにも対応できる。コーヒーを入れた後はペーパーフィルターごと粉を捨てるだけでいいので、メンテナンスも簡単だ。

Image:flowtrume/Shutterstock.com

コーヒー豆やお湯の量、蒸らしの時間などにより、抽出するコーヒーのテイストをストロングやリッチ、マイルドなど調節できるモデルが多い。また、氷を入れたサーバーやグラスに濃いコーヒーを抽出することで、アイスコーヒーも淹れられる。

ドリップ式の全自動コーヒーメーカーは2万円前後から選ぶことができ、複数杯まとめて淹れられるため、ランニングコストにも優れる。

Image:TWINBIRD(出典:https://store.twinbird.jp/products/cmd457)

ドリップ式のおすすめ「パナソニック NC-A58-K」

ドリップ式のおすすめ「ツインバード CM-D457B」

エスプレッソ式

細かく挽いたコーヒー豆をしっかり固めて、そこに圧力をかけた高温のお湯を通して抽出するイタリアの方式。高い圧力をかけて強制的に抽出するため非常に濃いコーヒーが抽出できる。

抽出できるのはエスプレッソのほか、倍量のドッピオ、長く抽出したルンゴ、エスプレッソをお湯でのばしたアメリカーノなど。さらに、ミルクフォーマーを搭載したモデルならスチームドミルク(蒸気で温めたミルク)と混ぜたカフェラテ、さらにフォームドミルク(泡立てたミルク)も加えたカプチーノなど、多彩なメニューが楽しめる。

Image:DeLonghi(出典:https://www.delonghi.com/ja-jp/ecam22062b-マグニフィカ-スタート-全自動コーヒーマシン-ブラック/p/ECAM22062B)

基本的には豆タンク、水タンクにそれぞれセットしておけば、各メニューを選ぶだけで1杯ずつ自動入出できる。ミルクタンクを装備したモデルの場合、カフェラテやカプチーノも自動で作ることができる。

ただし、エスプレッソタイプの全自動コーヒーマシンは高価なモデルが多いのが注意点。特にミルクメニューまで全自動で作れるモデルは10万円以上が一般的だ。

コーヒーの抽出後は固められた粉が本体内に溜まり、一杯になったら捨てる仕組みなので、その都度のゴミ捨ては発生しない。ただし、定期的に水タンク内のカルキ抜きや定期メンテナンスは必要だ。

エスプレッソ式のおすすめ「デロンギ ECAM22112B」

エスプレッソ式のおすすめ「デロンギ ETAM29510B」

カプセル式

コーヒーの粉や抽出したコーヒーエキスなどが入ったカプセルをマシンにセットして1杯ずつ淹れられるコーヒーマシン。ドリップタイプ、エスプレッソタイプがあり、それぞれのテイストが楽しめる。

カプセルをセットするだけで淹れられるので手間がなく、さらに味のぶれも起きないのが利点。セットしたカプセルに応じて自動的に最適な淹れ方に調整してくれるモデルもある。カプセルは一杯単位なので、好みに応じてさまざまな産地の豆やテイストを選ぶことができる。

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また、製品によっては紅茶や緑茶なども抽出可能。ミルクカプセルを使うことでカプチーノが作れるモデルやミルクタンクが取り付けられるモデルもある。

デメリットは1杯あたりのランニングコストが高いこと。価格はカプセルの種類やコーヒー豆、テイストによって異なるが1杯あたり、80~120円が一般的で、10個パックなどで購入することになる。その代わり、本体価格は安い製品も多い。

カプセル式のおすすめ「ネスプレッソ S85-BK-W」

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全自動コーヒーマシン、選び方のポイント

豆かカプセルかを選ぶ

最初に決める必要があるのが、豆を使うコーヒーメーカーにするか、カプセルタイプにするかだ。カプセルタイプはコンパクトで手軽。初期費用も抑えられる。ランニングコストを重視するなら豆タイプだ。

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抽出方法で選ぶ

続いてドリップタイプとエスプレッソタイプを選ぶ。基本的にフィルターを使うのがドリップタイプと考えていい。ここは一般的なドリップコーヒーと、濃厚なエスプレッソタイプのコーヒーのどちらを常飲したいかや、一度に抽出したい量、使い勝手などが選択のポイントになる。

機能で選ぶ

タイプが決まったら各モデルの機能をチェックしていく。ドリップタイプの場合、最大抽出量やモード数などがポイント。エスプレッソタイプは本体サイズやモード数、そしてミルクメニュー対応がポイントになる。

また、ドリップタイプの場合、ミルの種類や対応フィルターの種類もチェック。ミルにはプロペラ式、臼式、コニカル式などのタイプがあり、コーヒー豆の挽きの精度が替わってくるため、こだわり派なら注目ポイントだ。

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使い勝手とお手入れのしやすさで選ぶ

毎日コーヒーを楽しむためにはメンテナンス性も重要。例えば、リモートワークなどで在宅時間が長く、1日に1杯ずつ何度も淹れるなら、エスプレッソタイプが便利。毎回フィルターをセットしたり、使い終わった粉を捨てたりする必要がない。それに対して、毎朝家族数人分のコーヒーをまとめて淹れたい、といったシーンではドリップタイプが便利。保温性の高いステンレスサーバーを採用するモデルなら、コーヒーを煮詰めることなく保温できる。

自宅で簡単にカフェレベルのコーヒーが楽しめるように

今回は人気の全自動コーヒーメーカーの選び方を紹介した。基本的にはミルを搭載し、挽き立てのコーヒーが手軽に淹れられる。好みに応じてドリップタイプとエスプレッソタイプを選び分けることになる。さらに手軽さを重視するならカプセルタイプもおすすめだ。

全自動コーヒーメーカーが自宅にあれば、手軽にカフェのようなコーヒーやエスプレッソ、さらにはカフェラテなどが楽しめる。ぜひこのガイドを参考にして、ライフスタイルにあった全自動コーヒーメーカーを選び出してほしい。