今後は毎年「e」モデル発売?
「iPhone 17e」は2026年5月発売?試験生産段階に突入か

アップルの次期ミドルレンジ(中価格帯)スマートフォン「iPhone 17e」が試験生産段階に近づいており、2026年5月に発売予定だと著名リーカーが主張している。
中国Weiboを拠点とするリーカー定焦数码(Fixed Focus Digital)氏は、現時点ではiPhone 17eの発売日は2026年5月下旬だと述べる一方で、正確な日付は確認されていないと付け加えている。
また同氏は、iPhone 17eが同時期に登場する他社のミドルレンジ機と市場シェアを争う可能性があると指摘している。中国市場における主な競合としては、Xiaomi、Redmi、vivoなどが考えられる。
現行のiPhone 16eは2025年2月下旬に発売され、価格は599ドル(日本では9万9,800円)。6.1インチの有機ELディスプレイ、Face ID、A18チップ、USB-Cポートを備え、iPhone 16シリーズの中で最も手頃なモデルとして位置づけられている。
定焦数码氏は、iPhone 16eの発売前日(2月27日)に、アップルのサプライチェーン内で「新たなプロジェクトのコードネーム」の存在を知ったとし、これがiPhone 17eに関連している可能性が高いと示唆していた。
なお、同氏は2023年末に「iPhone 16e」という製品名に最初に言及した人物であり、当時は他の多くのメディアがこれを「iPhone SE」シリーズの後継機と予想していた。
市場調査会社Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)は、アップルがiPhone 17eを発売するとしつつ、2026年2月の登場を予想。また、今後の「e」モデルはGoogle Pixelの「a」シリーズのように、毎年発売される可能性があるとしていた。
これまでアップルは、毎年春にiPhone標準モデルの新色を投入してきたが、それに代えて「e」モデルを展開すれば、より消費者の関心を惹きつけやすい可能性もある。「iPhone SE」は発売されない年が存在していたが、「e」モデルが毎年登場するのであれば、購入計画も立てやすくなるだろう。
iPhone 16eは、SEモデルほど安価ではなく、登場当初は期待外れとの声もあった。しかし、CIRPの最新データによれば、アップルは2025年第1四半期に世界のスマートフォン市場で首位を獲得し、iPhone 16eの発売と新興市場での健闘が貢献したという。アップルが四半期ベースで世界シェア1位を記録するのは初めてのことであり、全体の19%のシェアを占めたとのことだ。