競合のBlueskyも急成長

Threadsの日次ユーザー数が1億人突破。いずれXに追いつく可能性も

Image:Ascannio/Shutterstock.com

Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは、テキストベースSNS「Threads」の日次アクティブユーザー数が1億人を突破したことを明らかにした。同社が1日ごとのユーザー数を公開したのは、これが初めてのことだ。

また月間アクティブユーザー数は3億人を突破し、「強い勢い」を維持しているとのこと。今年7月、公開から1年後の時点では1億7500万人とされていたが、そこから1億人以上も積み増している。

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その一方で、競合するBlueskyも2000万人の大台に乗り、毎日100万人ペースで増えているとの集計もあった。その人気の一助となっている新規ユーザー向け「スターターパック」にThreadsも追随する動きを見せており、ザッカーバーグ氏もBlueskyを意識しているのかもしれない。

さらにThreadsの責任者アダム・モッセーリ氏も同様の数字を挙げつつ「この急速に成長しているコミュニティに心から感謝する。我々は一緒に何か特別なものを築いており、来年はさらに改善することに注力する」と述べている。

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この勢いが続くのであれば、X(旧Twitter)に追いつき、追い越すかもしれない。Xは広告クライアント向けに、9月時点での日次アクティブユーザー数が2億5100万人以上、月間が5億7000万人だと報告していた

実際、SNSに詳しいメディアSocial Media Todayも、ThreadsがXに並ぶ可能性があると示唆している。すなわちThreadsは1億人から2億人まで10か月かかったが、その半分の期間で3億人に達した。より多くの人が投稿すればするほど、さらなる人々が登録して会話が広がり、SNSプラットフォームは「複利的に」成長していくというわけだ。

Threadsは現在、米国App Storeでは最もダウンロードされているアプリであり、ChatGPTやTikTokを上回っている。日本でも上位にランクインしている一方で、Xアプリは圏外にあるようだ。

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