ヒーター搭載モデルは来年1月発売

ブルーエア、“多機能空気清浄機”参入。加湿対応モデル、ヒーター搭載モデルなど3機種発表

編集部:平山洸太

セールス・オンデマンドは、同社が取り扱うBlueair(ブルーエア)より、3つの空気清浄機を12月13日から順次発売する。ラインナップおよび税込価格、発売日は以下の通り。

・「2-in-1 加湿空気清浄機 DH3i」59,400円/2024年12月13日発売
・「Classic Pro CP7i」108,900円/2024年12月13日発売
・「ComfortPure 3-in-1 空気清浄機 T10i」66,000円/2025年1月下旬発売予定

スウェーデンの空気清浄機ブランドのブルーエアが、多機能空気清浄機に本格する格好。加湿機能や温度調整機能を搭載したモデルを投入することで、より多くのユーザーの「エアウェルネス」に貢献するとしている。

2-in-1 加湿空気清浄機

「2-in-1 加湿空気清浄機」

空気清浄と加湿に対応するモデル。「日本では加湿空気清浄機の需要が高いが、消費者の期待に応える製品が少ない」という日本市場の要望に、空気清浄機の専門家として応えるために開発したとしている。

空気清浄機能と加湿性能を両立したと説明。空気清浄には独自のHEPASilentテクノロジーを採用し、0.1μmまでの有害物質を99.97%まで除去する。また加湿フィルターには表面積の大きいものを採用することで、360度から吸い込み素早く部屋を加湿するという。

青い部分が加湿フィルター。空気清浄のフィルターは本体3方向に向けて設置される

また、清潔さと手入れのしやすさにも配慮。加湿フィルターとタンクを完全に分けたセパレート構造とすることで、加湿フィルターを清潔に保つという。さらにタンク内のポンプにはUVランプを備え、細菌を抑制。使用後に加湿フィルターを完全乾燥させるオートドライモードも搭載する。

給水については、天面から直接注ぐ方法と、タンクに直接給水する方法に対応。ボディカラーにはニュアンスグレーを採用しつつ、デザインは角張った機械的な印象ではなく、柔らかな曲線を活かしたフォルムを目指している。

天面から注水が可能
設置イメージ

また、天面にはディスプレイが搭載されており、部屋の湿度を確認することが可能。サイドにはファブリックハンドルを搭載し、部屋間の移動に利用できる。ほか、空気の質を5段階で表示するLEDランプを搭載する。

空気清浄運転の適用床面積は30畳まで、加湿運転の適用床面積は19畳まで(プレハブ)/12畳まで(木造)。外形寸法は約305W×660H×340Dmm、質量は約9.1kg。保証期間は3年間、アプリにも対応する。

Classic Pro

「Classic Pro」

Classicシリーズを進化させたとする最上位モデル。空気清浄機の要である、空気を吸引するファンと有害物質を除去するフィルターの両方を強化したとしている。

ファンには、DCモーターを採用したデュアルパワーファンを搭載。2つのファンが吸引することで、8畳を5分で清浄するという。フィルターは5層で清浄する仕組みとなっており、具体的には大きなホコリや粒子を取るプレフィルター、イオン帯電、メインフィルター、匂いを除去するカーボンフィルター、そして最後にHINS Pureテクノロジーによる除菌が行われる。

5層のフィルター構造で清浄する

このHINS Pureテクノロジーとは、UVCよりも安全で人体に害のない可視光線(405nm)をフィルターに照射するというもので、欧米では手術室にも使用される技術。ウイルスの12分の1サイズである、0.008μmまでの有害物質を99.99%除去できる。これにより、フィルター交換時の二次感染リスクを抑制。フィルター素材への影響も少ないため、長期使用にも貢献するとのこと。

設置イメージ

デザインは、さまざまなインテリアに合うものを追求。本体も長期間の使用を考慮しており、本体素材には、航空宇宙産業でも使われるというカーボンスチール素材を採用する。底面にはキャスターを備えるため、転がして移動させることができる。

適用床面積は56畳まで。外形寸法は約500W×600H×250Dmm、質量は約15kg。保証期間は5年間、アプリにも対応する。

ComfortPure 3-in-1 空気清浄機

「ComfortPure 3-in-1 空気清浄機」

夏にはファン、冬にはヒーター、そして春と秋には空気清浄機という、3つの役割を1台に備えたモデル。季節を問わず、出しっぱなしで使えるとアピールされている。

それぞれの機能ごとに吹き出し口が設けられており、正面のスリットはヒーター、その左右からはファン、天面からは空気清浄した空気が出る設計。フィルターにはHEPASilentテクノロジーを採用し、0.1μmまでの有害物質を99.97%除去できる。

3つの機能を1台に備えている

ヒーターには熱伝導率の高いセラミック素材し、電源をいれてから60秒で暖められるとのこと。またファンについても、シャープで直線的な風が出せるように設計。パワフルなので涼しさを感じられると説明している。

今回発表されたモデルでは、唯一本モデルのみがリモコン操作に対応。本体とアプリからの操作にも対応する。アプリを使うことで、首振りの角度やタイマーといった詳細な設定が可能。

設置イメージ
リモコンが付属する

デザインは、リビングにも寝室にも馴染むよう意識したとのこと。転倒検知にも対応しているため、ヒーター使用時にうっかり倒しても安心だとしている。

適用床面積は18畳まで。外形寸法は約262W×502H×2262Dmm、質量は約6.3kg。

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