移行はお早めに
Windows標準のメールやカレンダーアプリ、年内でサポート終了。新しいOutlook for Windowsを推奨
マイクロソフトは、Windowsに標準で付属するメールや予定表、People(アドレス帳)アプリのサポートを2024年12月31日で終了することを明らかにしている。サポートが終了すればこれらのアプリは使用ができなくなるため、同社は無料で利用できる新しいOutlook for Windowsを使用するよう呼びかけている。
ウェブ版のUIに統一された新しいOutlook for Windowsは、当然ながら標準のメールアプリよりも高機能で、スパムメールへの対策やなりすまし送信の警告機能など、セキュリティ面でも優れたものになっている。従って、移行後にこれまでより不便になるといった心配はいらないだろう。
8月に正式に一般提供を開始した新しいOutlook for Windowsは、最終的には完全なデスクトップアプリ版Outlookを置き換えるように設計されている。そのため、企業顧客に対してはデスクトップ版アプリからの移行措置を開始する1年前に予告し、準備期間を与えて呼びかけるとしている。
既存のOutlookにはサブスクリプションのほか永久ライセンス版もあるが、これらはいずれも、少なくとも2029年まではサポートが継続される。とはいえ、その後はすべてウェブベースに統合されることは変わらないため、ユーザーやIT管理者はあらかじめ準備をしておくと良さそうだ。
ちなみに、デスクトップアプリにこだわるのであれば、Thunderbirdなどサードパーティのメールアプリを使用する選択肢もある。