上位モデルは最大8K/120Hzの外付けディスプレイ対応
M4搭載の新型iMac発表、11月8日発売。約20万円から、ベースモデルもRAM 16GB
アップルは28日、M4チップを搭載した24インチiMacを発表した。M3チップ搭載の前モデルがリリースされてから、約1年後のこととなる。本日より予約受付を開始し、11月8日(金)に発売予定だ。価格は19万9800円(税込)から。
M4チップ搭載iMacは、M1チップ搭載iMacと比べて最大1.7倍高速、写真編集やゲームなどの負荷の高い処理では最大2.1倍高速化しているとのこと。なおM3モデルとの比較はないが、M4 iPad ProではM3モデルよりも約25%高速だと確認されており、iMacでも同様の改善が期待できるはずだ。
全てのバリエーションには高速な16コアNeural Engineが搭載され、Apple Intelligenceのパフォーマンスを向上させることだろう。もっとも、数年前のM1チップ搭載iMacでもApple Intelligenceはサポートされている。
M4 iMacは、以前のベースモデルのRAMが8GBだったのに対して、最低でも16GBのRAMを搭載している。おそらく、これは今後の新型Macすべて16GB以上のRAMが積まれるという噂を裏付けるものと思われる。最大32GBのRAM(前M3モデルは最大24GB)、最大2TBのストレージを選択できる。
また新たな12MPのフロントカメラを搭載し、画面の中央にユーザーを捉えるセンターフレームに対応した。デスクビュー機能も利用でき、自分の顔と机を上から見た映像を同時に表示可能である。
全体のデザインに大きな変更はないが、新たなカラーバリエーションが導入された。シルバーに加えて、グリーン、イエロー、オレンジ、ピンク、パープル、ブルーの「新鮮な色合い」が用意されている。
さらに、微細なテクスチャにより反射やグレアを大幅に軽減するNano-textureガラスのオプションも選べるようになった。以前、インテルチップ搭載の27インチiMac(2020)にもNano-textureオプションはあったが、Appleシリコン搭載のiMacに提供されるのは初めてのことだ。
ベースモデルのM4チップは8コアCPU(高性能コア×4+高効率コア×4)と8コアGPUで、上位モデルは10コアCPU(高性能コア×4+高効率コア×6)と10コアGPUを搭載する。
ベースモデルはThunderbolt 4ポートが2つに対して、上位モデルは背面のUSB-Cポート4つ全てがThunderbolt 4に対応している。ちなみに前M3上位モデルは、Thunderbolt 3×2+USB-C×2つだった。
そしてM4上位モデルでは、最大8K解像度、120Hzの外付けディスプレイを1台、または最大6K解像度、60Hzの外付けディスプレイ2台に対応している。
- Source: Apple