PS6はAMDチップ、スイッチ2はNVIDIA製が妥当かも

AMD、Nintendo Switch後継機チップ入札でNVIDIAに敗北?任天堂はバッテリー持ち重視か

Image:Oleg Elkov/Shutterstock

先日、インテルが「PlayStation 6」搭載チップの受注をAMDと争ったものの敗れたとの報道があった。それに続き、AMDがNintendo Switch後継モデル向けのチップ入札に参加したものの、NVIDIAに負けたとの噂が報じられている。

テック系YouTubeチャンネル「Moore’s Law is Dead」では、AMDは消費電力5Wでのチップ性能と効率の面で入札に敗れたと報告している。同社は真の次世代機的な性能を実現すべく、最大15Wのシステムを望んでいたという。

しかし、任天堂はバッテリーを重くしたくない(バッテリー容量を少なく抑える)ため、そこまでの強化を望んではいなかった。最終的にNVIDIAのチップが、AMDチップと同じ性能を実現し、はるかに電力効率にも優れて安価だったため、コストを抑えたい任天堂に採用されたとのことだ。

ちなみに現行のスイッチは、携帯モードでは約4Wに抑えられている。TVモード(据え置きモード)では初代スイッチが有機ELモデルよりわずかに消費電力が大きいが、それでも約7Wである。

“スイッチ2”(仮称)の目玉の1つは、おそらくバッテリー持ちの良さだろう。先週のリーク情報では、バッテリー容量は20Wh前後で、初代スイッチよりも少し大きいだけになると伝えられていた。

しかし、携帯モードでは電力効率を優先し、バッテリー持続時間を優先すると予想されている。そうしたバッテリー持ちと表現力の向上を両立させる切り札が、NVIDIAの超解像技術DLSS(内部的に粗く描いてシステムへの負荷を下げ、AIによりアップスケールする)なのだろう。

その一方で、TVモード時には高倍率ブーストとなり、現行スイッチよりもはるかに優れた映像を実現する見通しである。

ここ最近、リーク情報が相次いでいることから、スイッチ2がそう遠くない時期に公式発表される可能性は高いだろう。今週は東京ゲームショウがあることから、任天堂もなんらかの動きを起こすのかもしれない。

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