Pixel Watch 2は自動車事故検出に対応

Pixel 8シリーズが「USB-C映像出力」対応。6月のFeature Dropアップデート配信

編集部:平山洸太

Image:Google

Googleは、同社のデバイス “Pixelシリーズ” 向けに展開する更新プログラム “Feature Drop” アップデートについて、6月に実施する内容を発表。本日から順次、数週間をかけて展開するとしている。

Pixel 8シリーズ向けの新機能

まずPixelスマートフォンでは、“Pixel 8シリーズ” の3モデル(Pixel 8 Pro/8/8a)において、USB-C経由での映像出力に対応。これにより、PCモニターなどの大画面にコンテンツを表示できるようになる。

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また同じくPixel 8シリーズ限定として、「デバイスを探す」機能をアップデート。電源がオフのときやバッテリーが切れている場合でも、23時間以上にわたってPixel 8シリーズの位置を特定可能になるという。

さらに、これまでPixel 8 Proでのみ利用可能だったGoogleのAIモデル「Gemini Nano」が、Pixel 8/8aにおいても開発者オプションから有効化することで利用可能に。加えてレコーダーアプリにおいて、Geminiを活用した要約機能をPixel 8/8aの端末上で実行し、より詳細かつダウンロード可能な要約が作成できるようになった。なお、現時点では対応言語は英語のみとなる。

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カメラ機能が強化

カメラ機能においては、Pixel 6以降のスマートフォン、Pixel Fold、Pixel Tabletにおいて、HDR+での撮影時に、シャッターボタンを1回押すだけで「常に焦点の合った状態の笑顔」を記録できるようになる。

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ほかカメラ機能では、Pixel 6 Pro/7 Pro/8 Pro/Foldにおいて、写真撮影時に使用するレンズが手動で選択可能に。これによって、撮りたい写真に適したレンズをユーザー自身が決められるようになるとしている。

Pixel Watch向けの新機能

スマートウォッチ「Google Pixel Watch 2」の安全機能として、自動車事故検出が追加。同時に転倒検出も改善され、自転車の転倒をより正確に検出できるようになったという。

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この機能では、重大な自動車事故にあったと思われる状態を検知すると、スマートウォッチがユーザーの安否を確認。助けが必要な場合や応答が必要な場合は、リアルタイムの位置情報を取得しつつ、自動的に緊急サービスに電話を発信するとしている。

ほか、バージョン3.0以降を搭載する全てのWear OSデバイスを対象に、Google Homeアプリを改良。例えば扇風機の風向きや風速といったような、スマートデバイスのより詳細な制御が可能になるほか、Google Homeの[お気に入り]にアクセスできる新しいタイル、スマートホームデバイスの文字盤への追加などに対応する。

Pixel Tablet向けの新機能

タブレット端末「Pixel Tablet」では、ホルダーにセットされているハブモードの状態において、スマートドアベル「Google Nest Doorbell」との連携機能が強化される。インターホンが鳴った際、Google Nest Doorbellが玄関にいる訪問者のスナップショットを撮影し、Pixel Tabletの通知に表示。双方向通話とクイックレスポンスで応答も可能となっている。

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ほか、Google Homeアプリに[お気に入り]ウィジェットが新たに追加。スマートフォンやタブレットのホーム画面でスマートホームの操作をカスタマイズでき、スマートホームデバイスへさらに素早くアクセス可能になるとしている。

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