屋外でも充電可能なソーラーパネル「PS-SM100」も
“国内ブランドならでは”の安心感!AVIOT(アビオット)初のポータブル電源「PS-F500」レビュー
AVIOTといえば、完全ワイヤレスイヤホンを得意とするオーディオブランドのイメージだ。 “日本人による日本人のための音作り” によって生み出される上質さと迫力が合わさったサウンドに加え、ユニークかつ魅力的なデザイン性を備えたことで、オーディオファンから若年層まで、幅広いユーザーから大いに人気を集めている。
そんなAVIOTが、この度ブランドとして次なるフェーズへと突き進もうとしている。昨年末より、 “エレクトロニクスのトータルブランド” として新たなブランドコンセプトを掲げており、その第1弾として登場したのがブランド初のポータブル電源「AVIOT POWER PIECE」シリーズだ。
AVIOT POWER PIECEシリーズの第1弾モデルとして登場した500W出力/512Wh容量の「PS-F500」を皮切りに、3,000W出力※/2,560Wh容量の「PS-F3000」、1,200W/1,008Wh容量の「PS-F1200」、300W出力/204Wh容量の「PS-F300」と、現在まですでに4モデルを展開している。
また合わせて、屋外への持ち運びに便利な折りたたみ式のソーラーパネル(太陽電池)も用意しており、100W定格出力「PS-SM100」と定格200W出力「PS-SM200」の2機種をラインナップする。
本稿では、AVIOT POWER PIECEシリーズの第1弾モデルであるポータブル電源のPS-F500と、ソーラーパネルのPS-SM100にフォーカスを当て、両製品の特徴や仕様、使用感について深掘りしたレビューをお届けする。
※AC最大合計2,500W、全ての出力ポートの合計で3,000Wに対応。
AVIOTの丁寧で細かやなモノづくり精神が行き届いたポータブル電源
AVIOT POWER PIECEシリーズの魅力は多数あるが、多数導入されている同社の最新技術をはじめ、日本ブランド、ひいてはAVIOTならではの丁寧で細やかなモノづくり、そして他社にはない充実したサポート体制は見逃せないポイントだ。
まずポータブル電源は、外観からも細やかなモノづくりに対する配慮が伺えるのが特徴だ。同シリーズのボディはネイビーを基本色としており、全モデルに持ち運び用のハンドルが付属。屋外へと手軽に持ち出せる仕様になっている。
PS-F500のハンドルは本体にフラット収納できるタイプを採用。すっきりとしたデザインで、普段閉まっておく時も省スペースだ。このフラット収納できるタイプのハンドを使用しているのは、他にPS-F300が含まれる。10kgを超える重量のPS-F1200とPS-F3000は固定ハンドルを導入している。
500W出力/512Wh容量の「PS-F500」では、出力にACやDC、シガーソケットといった定番のものから、QC3.0対応のUSB-AやPD100W対応のUSB-Cまで幅広い出力ポートを用意。瞬間最大出力は1,000Wで、本体質量は6.3kgと片手でも持ち運べてしまう。
PS-F500は、ネイビーとベージュの2色のカラーバリエーションを展開。また本体各部の表示は、全て日本語表記することで確認しやすくなっているなど、国内ブランドならではの徹底した作り込みが細部にまで見て取れる。
「リン酸鉄リチウムイオン電池」採用で長寿命&高耐久性を実現
本モデルは、「リン酸鉄リチウムイオン電池」が採用されていることも大きな特長。各社で採用モデルが増えてきているが、リン酸鉄リチウムイオン電池は多くのメリットがある。
まずは耐久性の高さ。PS-F500では充放電回数約3,000回という長寿命を実現しているのだが、これは毎日充放電したとしても約9年間も使い続けることができるレベルだ。
また同シリーズでは、インテリジェントな入出力管理機能を搭載している。バッテリーの充電状況に応じてワット数をコントロールしたり、満充電時に充電を停止してくれたりするので、多少のあいだなら充電ケーブルを繋ぎっぱなしにしていても不安はない。
実際、「PS-F500」で試してみたところ、充電率80%を超えたあたりで充電ワット数が下がり、100%で停止してくれた。さらに、UPS機能も備わっていることもあって、充電側コンセントは繋ぎっぱなしでもOKだという。充電のたびにコンセントを抜き差ししなくてよいのはありがたいかぎり。日常ユースでの大きなメリットとなってくれるだろう。
リン酸鉄リチウムイオン電池は三元系リチウムイオン電池に比べて、発火や爆発が起こりにくいなど安全性が高く、自己放電率や環境負荷が低いことも特徴。こういった様々なメリットを充分に活かし、同社ならではの設計が施されているのだ。
一方で、充電時間の短さにも感心させられた。PS-F500は、満充電まで約2.5時間と仕様表に記載されているが、実際に0%から試してみたところ、ほぼスペック通りの時間で充電が完了した。また、2時間かからずとも80%程度まで充電でき、その後はバッテリーをいたわる弱いワット数で満充電まで進むので、実際には1時間30分ほどの充電でも時間的に不安を感じずに使用できる。これらも、インテリジェントな入出力コントロールのおかげだろうが、大いに魅力的だ。
屋外だけでなく災害時も活躍。2年間長期保証&24時間365日電話サポートも用意
本製品は屋外での使用のみならず、防災分野においても有益な活用が可能だ。安全性、機能性、利便性に寄与する製品として、一般社団法人防災安全協会が定める「防災製品等推奨品認証」を取得している。本製品1台あれば、あらゆるシーンでマルチに活用できるのだ。
また、コンセントの電源の離れた場所での活用や、停電が困るテレワーク利用のデスクトップ周りなど、災害時も日常使いも役立ってくれる。完全放電したまま放置すると寿命が大きく縮まってしまうポータブル電源にとって、メインテナンスにも繋がる日常ユースが可能な点はとてもありがたい。
さらに、UPS(無停電電源装置)機能も搭載する。停電などで家庭用コンセントからの電力供給が停止した場合、0.01秒以内に内蔵バッテリーからの電力供給に自動的に切り替わり、接続中の電気製品をそのまま稼働し続けてくれる。急な災害時の際にも安心だ。
このほか、急速充電に対応しており、最短2.5時間以内で満充電が可能。静音充電にも対応しており、夜間も音を気にせず充電できる。AC出力ポートには家庭用コンセントと同じ純正弦波を採用していたり、ランプやSOSフラッシュとして使用できるLEDライトを搭載していたりと、使い勝手の面で細やかな配慮がなされている。総じて、便利な製品に仕上がっているという印象だ。
最後に、AVIOT POWER PIECEシリーズならではのメリットといえるのが、サポート体制の充実だ。2年間の長期保証に加え、不要になった際の無料引き取りも行ってくれる。さらに、24時間365日電話サポート(国内)という、驚くべきアフターサポートが用意されているのだ。海外ブランドのポータブル電源では、まず不可能な対応だろう。
何かトラブルがあってもすぐに連絡が取れず、その対処にも数日かかってしまう場合がある。対してAVIOTはすぐに連絡が取れ、迅速に対処が行ってくれる。家電系の国産メーカーでも当たり前ではなくなりつつある電話サポート、しかも24時間体制で対応してくれるのは、非常時に活躍する機会の多いポータブル電源だからこそ、ありがたい。この安心感は、AVIOT POWER PIECEシリーズを選ぶ大きな決め手となってくれることだろう。
屋外でも充電可能なソーラーパネル「PS-SM100」
最後に、PS-F500と同時発売されたソーラーパネルPS-SM100についても紹介したい。本製品では、23%という交換効率の高い単結晶シリコンパネルを採用することで、定格100Wの出力を確保。PS-F500と接続すれば、約7~8時間で満充電してくれる高性能さを備える。
重量は4.3kgで、約60cm四方サイズに折り畳むことが可能。取っ手も付属しており、比較的手軽に持ち運びできる。さらに背面には、自立可能なスタンドが付属しているため、設置も非常に簡単に行えた。このように、高効率で持ち運びしやすいのはありがたいかぎり。屋外のキャンプやグランピング、さらに災害時まで重宝する。
このようにAVIOT POWER PIECEシリーズは、最新モデルとしての高い機能性や耐久性を備えながら、同時にAVIOTブランドならではのユーザーフレンドリーさが随所に感じられる、完成度の高い製品に仕上がっていた。製品もさることながら、充実したアフターサービスを始めとする安全性も、AVIOTブランドを選ぶ決め手となるだろう。
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確かな製品スペックと国内ブランドならではの安心感を兼ね備えた、AVIOT POWER PIECEシリーズ。あらゆるシーンに合わせた、出力違いの全4製品が用意されているので、ぜひ自身の環境にあった1台を検討してみてほしい。
(提供 : プレシードジャパン)