新型のモーショントラッカーも同時発表

<CES>Shiftall、200gの“超軽量”VRヘッドセット「MeganeX superlight」

編集部:平山洸太

「MeganeX superlight」※展示されていたのはプロトタイプ

AV機器を始めとした様々な分野の企業が集う国際イベント「CES2024」がアメリカ・ラスベガスで現地時間1月9日より開幕する。正式開幕に先駆けて前夜祭イベント「CES Unveiled」が開催され、Shiftallがメタバース製品として、VRヘッドセット「MeganeX superlight」およびモーショントラッキング装置「HaritoraX ワイヤレス R」を発表した。なお、同時に発表された防音マイク「mutalk 2」については別記事でレポートしている。

どちらも現時点での価格は未定だが、2024年内の発売を予定している。CES Unveiledの会場で展示されていた製品は、あくまでプロトタイプであり、実際の製品は違ったデザインになるとのことだ。

まずMeganeX superlightは、超軽量をアピールするVRヘッドセット。従来モデル「MeganeX」の約330gから約200gへと軽量化を実現している。一方で、5.2K対応のマイクロOLEDパネルは引き続き搭載。10bit HDRや120Hzのリフレッシュレートにも対応する。

レンズを樹脂製にすることで軽量化

軽量化にあたり、従来はガラスを採用していたレンズについて、樹脂製のものに変更。画質についてはほぼ変わらない、とブースの担当者は話していた。ほか、Inside-Outカメラ、スピーカー、テンプルも軽量化にあたり非搭載となっている。

続いてHaritoraX ワイヤレス Rは、メタバース用のモーショントラッキング装置。誤差(ドリフト)を専用カメラによる光学認識で自動補正する、ハイブリッド方式を採用する。

「HaritoraX ワイヤレス R」※展示されていたのはプロトタイプ

新世代のセンサーを採用しており、IMU方式の軽量、長時間駆動、遮蔽物の影響を受けないという強みを備えつつ、光学方式のドラフト市内精度の良さを兼ね備えているという。

Bluetoothまたは専用ドングルによる独自通信に対応。トラッキングポイントは、胸、腰、両膝、両足首の6点。追加ユニットを購入することで、全身に拡張することも可能となっている。また、SteamVR対応ヘッドセット各種に対応する。

装着した様子

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