Pixel 8 Proには温度センサー搭載
Google「Pixel 8／8 Pro」発表。カメラ・ディスプレイ・AIなど全面強化、10月12日発売
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Googleは、スマートフォン「Google Pixel 8」および「Google Pixel 8 Pro」を発表。10月4日23時30分から予約開始し、10月12日に発売する。Googleストアにおける販売価格（税込）は以下の通り。カラーはPixel 8がObsidian、Hazel、Roseの3色、Pixel 8 ProがObsidian、Porcelain、Bayの3色をラインナップする。
・Google Pixel 8 128GB：112,900円
・Google Pixel 8 256GB：122,900円
・Google Pixel 8 Pro 128GB：159,900円
・Google Pixel 8 Pro 256GB：169,900円
・Google Pixel 8 Pro 512GB：189,900円
・Google Pixel 8 ケース：5,400円
・Google Pixel 8 Pro ケース：5,400円
新プロセッサー「Tensor G3」を搭載することで、AIを活用した様々な機能に対応するスマートフォン。カメラのアップグレードも行われており、メインカメラについては、低照度環境でより良い写真や動画が撮影できるようになったとしている。またPixel 8 Proでは、Google Pixelで初めて温度計を搭載し、身の回りのものの表面温度を-20度から150度の範囲で測定できるようになった。
ディスプレイは、Pixel 8が6.2インチ／1080×2400ドットの「Actua display」、Pixel 8 Proが6.7インチ／1344×2992ドットの「Super Actua display」を搭載。どちらもコントラスト比は100万：1以上としており、HDRおよび常時表示ディスプレイをサポート、24ビットフルカラーに対応する。
Pixel 8のActua displayはOLEDを採用し、60〜120Hzのスムーズディスプレイに対応。輝度はHDRで最大1,400ニト、ピーク時で2,000ニトとなる。一方、Pixel 8 ProのSuper Actua displayでは、LTPO OLEDを採用し、1〜120Hzに対応する。輝度はHDRで最大1,600ニト、ピーク時で2,400ニトだ。なお、カバーガラスはPixel 8がGorilla Glass Victus、Pixel 8 ProがGorilla Glass Victus 2を搭載している。
プロセッサーには「Google Tensor G3」を採用。機械学習モデルはPixel 6と比較して10倍複雑なものになっているという。また、「Titan M2 セキュリティコプロセッサ」も備える。メモリ容量はPixel 8が8GB、Pixel 8 Proが12GB。OSはAndroid 14をプリインストール。また今回のモデルでは、OS／セキュリティー／Feature Dropのアップデートが7年間に延長された。
背面カメラの構成はこれまで通り、Pixel 8では広角／超広角、Pixel 8 Proでは望遠／広角／超広角となっている。両モデルともメインの広角カメラは、50メガピクセルで1/31インチ、F1.68のものに刷新。光感度が21％アップしている。またPixel 8の超広角カメラ（12メガピクセル・F2.2）は、オートフォーカス対応によりマクロ撮影が行えるようになった。
Pixel 8 Proでは、前モデルから全てのカメラが新しくなっている。広角カメラは上記のとおりだが、超広角カメラは48メガピクセル・F1.95にアップグレード。オートフォーカスに対応し、引き続きマクロ撮影をサポートする。望遠は48メガピクセル・F2.8で、光学ズームの倍率は5倍、超解像ズームでは最大30倍となる。
フロントカメラについては、10.5メガピクセル・F2.2のものを両モデルで搭載。Pixel 8 Proのみオートフォーカスをサポートしており、Pixel 8は固定フォーカスとなっている。
新たな撮影機能として、“完璧な集合写真”が撮れるとする「ベストテイク」に対応。複数枚の写真をAIによって処理することで、それぞれの人物について、好みの表情をユーザーが選べるという機能だ。また、被写体の位置やサイズを変更できる「編集マジック」機能も用意される。
また映像においては、風の音や街の喧騒など、動画内の音をユーザーが軽減できる「音声消しゴムマジック」が利用可能。制御できる音の種類はAIによって決められ、動画によってはペットの声なども個別に調整できる。ノイズを小さくするだけでなく、動画から自分の声だけを除去したい、といった使い方も行える。
今後提供予定の機能として、Tensor G3とGoogleのデータセンターの組み合わせによる「動画ブースト」も用意。色、照度、手ぶれ補正、粒状性を調整することで実物を撮影したかのような動画を撮れるという。また本機能では、低照度下での動画画質を高める、ビデオ夜景モードも利用できる。
ほかAI関連のアップデートでは、音声入力アシスタントおよびレコーダー機能において、言語設定の自動検知に対応。顔認証のセキュリティーも向上し、「Androidの生体認証としては最高レベル」を実現したという。ディスプレイ内指紋認証にも対応する。
バッテリー容量は、Pixel 8が4,575mAh、Pixel 8 Proが5,050mAh。どちらも24時間以上のバッテリー駆動が行えるほか、約30分で最大50％の急速充電が利用可能。Qiによる急速ワイヤレス充電、バッテリーシェアも行える。接続については、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3をサポートする。
デザインについては、Pixel 8がサテン仕上げメタルフレームとポリッシュ仕上げ背面ガラス、Pixel 8 Proがポリッシュ仕上げアルミニウム製フレームとマット加工の背面ガラスを採用。どちらもIP68準拠の防水防塵に対応する。外形寸法は、Pixel 8が70.8W×150.5H×8.9Dmmで、Pixel 8 Proが76.5W×162.6H×8.8Dmm。質量は順に187g、213gとなる。
