全てのツイートを読めない不具合

公式Twitterアプリ、iPhone 6で正常動作せず。iOS 13のサポート打ち切りか

Image:9to5Mac

これまでiPhone 6(2014年発売)上でTwitter公式アプリが問題なく使えたものの、一部ユーザーから突然、正常に動作しなくなったとの報告が伝えられている。その理由は、本アプリがiOS 14以降を必須に変更して、iOS 13以前を切り捨てたためと思われる。

「Twitter公式アプリが動かなくなった」と報告されているのは、iPhone 6とiPhone 6Plusの2モデルのみ。これらは2020年秋のメジャーアップデートのiOS 14配信時に、サポート外とされた機種であり、そこから「iOS 14以降を(Twitter社が言及せずに)必須となった」と推測されているしだいだ。もっとも全機能が使えないわけではなく、一部のツイートを見ることはできるようだ。

Twitter社は過去機種の切り捨てを明言しないが、2021年初頭にもiOS 12のサポートが事実上打ち切られており、iPhone 5sとiPhone 6のユーザーは最新バージョンを使えなくなっている。とはいえ、アプリの過去バージョンでも、最新機能を除けばTwitterにフルアクセスできていた。しかしiOS 13のサポート打ち切りにともない、iOS 12上で動いていた旧バージョンは、全てのツイートを読めなくなっていると報告されている。

その他のモデルでもiOS 13を搭載している場合は動作に不具合が生じるものの、最新のiOS 15(iOS 14とサポート対象モデルは同じ)にアップデートすれば、最新のアプリが動作し、フルアクセスが可能になると思われる。一方で、iPhone 5sとiPhone 6やそれ以前のモデルでは最新アプリは利用できず、唯一の回避策はウェブ版(SafariやChromeなど)を通じてTwitterを利用することだ。

アップルの公式発表では、全iOS機器の63%にiOS 15がインストールされており、iOS 13またはそれ以前のバージョンはわずか7%とのこと。そうしたアップルの調査結果を受けて、TwitterもiOS 13のサポート打ち切りを判断したのかもしれない。

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