Switch本体は有機ELモデルが人気

任天堂、『ゼルダ』『スーパーマリオ・ムービー』大ヒットで決算好調

編集部:小野佳希

Image:Nintendo

任天堂は、2024年度第1四半期決算を発表。『ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム』や、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のヒットを受けて、売上高、利益ともに第1四半期としては非常に好調な結果になったという。

売上高は、前年同期比50.0%増の4,613億円、営業利益は82.4%増の1,854億円、経常利益は52.2%増の2,537億円。四半期純利益は52.1%増の1,810億円だった。

Nintendo Switch関連では、本体の販売台数が前年同期比13.9%増の391万台で、ソフトウェアの販売本数は前年同期比26.1%増の5,221万本。『ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム』が1,851万本の販売を記録したことにより、ソフトウェア販売本数が⼤きく増加しただけでなく、ハードウェアの販売へのけん引効果も見られたという。

また、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の公開や映画に連動したキャンペーンの効果などにより、『マリオカート8デラックス』をはじめとしたマリオ関連タイトルも好調に推移したとのこと。『マリオカート8デラックス』は当四半期で167万本を売り上げた。

Image:Nintendo

Switch本体は、販売単価の高い有機ELモデルの販売割合が高くなったことなどが売上高に貢献。ただし有機ELモデルは他モデルに比べて利益率の低いことなどもあり、売上総利益率は全体で前年同期と同水準だった。

なお、通期の業績予想については、5⽉9⽇に公表したものから変更はない。売上高は前年比9.5%減の1兆4500億円、純利益は21.4%減の3400億円を見込んでいる。

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