アクセシビリティ機能の追加など

PS5のTempest 3Dオーディオがドルビーアトモス対応機器で楽しめるように。本体アップデートベータ版を配信

PHILE WEB編集部

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PlayStation 5の本体システムソフトウェアアップデートのベータ版を配信開始(Image:SIE)

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、「PlayStation 5(PS5)」システムソフトウェアアップデートのベータ版を本日7月31日に配信開始。本ベータ版では、新しいアクセシビリティ機能の追加のほか、サウンドバーやホームシアターシステムなどDolby Atmos対応のHDMI機器において、Tempest 3Dオーディオの音響効果が楽しめるようになる。

新しいアクセシビリティ機能では、1つのアカウントに対して、2個目のコントローラーを「アシストコントローラー」として割り当てることができるように。これにより、2つのコントローラーでの操作が1つのコントローラー操作として扱われることで、誰かと一緒に協力してゲームをプレイしたり、難しい操作が必要なパートで友人や子どものプレイを手伝ったりするといった使い方ができる。

また、PS5のホーム画面の操作において、ハプティックフィードバックを有効にできるようになる。本機能はDualSense ワイヤレスコントローラー、DualSense Edge ワイヤレスコントローラー、PlayStation VR2 Senseコントローラーを使用している場合に利用可能。

Tempest 3Dオーディオをドルビーアトモス対応のサウンドバーなどで楽しめるように(Image:SIE)

さらに、Dolby Atmos対応機器のサポートとして、Tempest 3Dオーディオがサウンドバー、テレビ、ホームシアターシステムといったDolby Atmos対応のHDMI機器で再生可能になった。Tempest 3Dオーディオが作り出した音がDolby Atmos対応のHDMI機器に出力されることで、天井スピーカーにも対応し、より濃密な没入感でPS5のゲームをプレイできると説明されている。

なお、メディアアプリにおいては、将来的にPS5用のアプリがアップデートされると、Dolby Atmosを映像コンテンツで再生可能とのこと。ベータ期間中はメディアアプリのアップデートには対応しておらず、アップデートの提供はメディアサービス配信各社によるものとなる。

ほか、フレンドをグループに自動的に追加したり、新しいグループを作成することなく一時的にプライベートパーティに招待できるようになるなど、パーティー機能のUIを向上。オープンパーティーおよびプライベートパーティーの招待をグループ宛てに送ることもできるようになった。

そして、参加可能なパーティーにシェアスクリーン中のプレイヤーがいると、シェアスクリーンのプレビュー画像が表示されるように。そのほかにも、参加できるゲームをプレイしているフレンドは参加可能であることを示すアイコンが表示されて、フレンドのゲームセッションに参加しやすくなったり、ゲームハブにトーナメントタイルを追加、メッセージに対して絵文字でリアクションを追加できるようになるなどの機能強化が行われる。

さらに、ゲームライブラリー内にあるゲームを検索できるようにする、ゲームヘルプカードを改善する、使い方ヒントのセクションを追加する、PS5の起動音をミュートできるようにするといった利便性の向上も図られる。

加えて、PS5本体ストレージの拡張に使用可能なM.2 SSDの最大容量を、現状の4TBから8TBに拡大。ただし、PS5で利用するM.2 SSDについては、同社サポートページに記載されている一定の要件を満たしている必要があるとのこと。

なお、ベータ版は日本を含む該当する国や地域の一部の参加者を対象としており、ベータ版への参加に選ばれたユーザーに向け、ダウンロードが可能になった時点でメールにて連絡するとのこと。年内には全世界のユーザーに向けて配信することを目指して開発を進めているとする一方で、これまでのベータ版と同様に、正式リリース版のシステムソフトウェアに実装されない可能性や、大幅に変更する場合があるとアナウンスされている。

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