ウェブサイト全体をリニューアル

NASA、独自の映像ストリーミングサービス「NASA+」発表

Image:NASA

NetflixやAmazonプライム・ビデオ、Apple TV+、Disney+など、いまや動画ストリーミングサービスは至る所にあり、そこには夢のような、楽しめるコンテンツがたくさんある。しかし、新たに発表されたストリーミングサービスは、やはり夢やロマンあるコンテンツをそろえているが、他と比べてもう少しリアリティのある夢をわれわれに与えてくれそうだ。

NASAは、既存のウェブサイトのリニューアルと、それに加えて、新しいオンデマンドストリーミングサービス「NASA+」をまもなく開始すると発表した。現在はリニューアルしたウェブサイトの初期プレビュー版(ベータ版)をオープンしており、ユーザーはプレビューを見てフィードバックを送ることができる。

NASA本部の最高情報責任者、Jeff Seaton氏は「技術的な視点から主要なウェブサイトを近代化し、一般市民がオンラインで私たちのコンテンツに関わる方法を合理化することは、私たちの発信する情報を、よりアクセスしやすく、発見しやすく、安全なものにするための、重要な一歩です」と述べている。

そして、新たなオンデマンドストリーミングサービスである「NASA+」を今年後半より開始する予定だとし、NASAアプリをアップグレードするとNASAは述べている。NASA+は、広告なし、料金なし、家族向けのストリーミングサービスを謳っており、ロケットの打ち上げや、宇宙に関するイベントのライブ中継、さらに宇宙機関の使命に関するオリジナル動画シリーズを特集する予定だ。

NASA広報部門のMarc Etkind氏は「私たちのデジタル プレゼンスを変革することは、NASAがどのように空と宇宙の未知の世界を探索し、発見を通じてインスピレーションを与え、人類の利益のためにイノベーションをどのように行っているかというストーリーをより良く伝えるのに役立つと思います」と述べている。

NASAはいま、Artemis計画でふたたび宇宙飛行士を月面に送り込むことを目標としている。有人での月面探査が実現するときには、おそらく、このNASA+を通じてその模様を視聴できるようになるはずだ。また月探査に関係なく、あらゆる宇宙に関する事柄に興味を持っていたり、情報を得たりしたいのなら、NASA+は良い入り口になりそうだ。

NASA+は、NASAのウェブサイトのリニューアルが完了したのち、ウェブブラウザー経由のほか、iOSアプリ、Androidアプリのほか、Apple TV、Fire TVや各種スマートTVで利用できるNASAアプリなどをアップデートすることでアクセスが可能になる。

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