1ツイートに短編小説が収まるかも

Twitter Blue、1ツイートあたりの文字数を2万5000字に拡大

Image:Gadget Gate

Twitterは月額サービスTwitter Blue登録ユーザーを対象に、1ツイートあたりの文字制限を2万5000字に拡大した。2万5000字はだいたい、短編小説がまるごと収まるか収まらないかぐらいの文字数だ。

Twitterは今年2月に、それまで280文字(日本語など2バイト文字の場合は140字)だった文字制限を4000字に増やし、さらに4月には1万字にまで増やしていた。それからまた2か月ほどで、今度はこれまでの2.5倍となる2万5000字にまで、1投稿あたりの文字数制限を拡大した。

こうなるともはや、“ツイート” という言葉の意味が問われるようになるかもしれない。また、TwitterのUIは長文投稿が非常に読みにくいため、むやみに長いツイートを投稿したところで、途中で読むのを諦めてしまうユーザーが出て来ないかは気になるところだ。

なお、Twitterは先週、やはりBlueユーザー限定の機能として、ツイートの文中に画像を挟み込む機能も追加している。いまやTwitterの1ツイートは、ブログの1記事と同じように長いテキストと、そこに適宜画像を挿入して構成することが可能になったということだ。

いまのTwitterがお気に入りの人々にとって、おそらくこれらは望んでいた変更なのだろう。別に望んでいないユーザーも、最初は違和感があっても使っているうちに慣れてしまうものなのかもしれない。

Twitterの現オーナーであるイーロン・マスク氏は、以前よりユーザーが長編ビデオや長文など、より多くの種類のコンテンツを共有できる場所を提供し、Twitterを万能アプリに拡張するというビジョンを語っていた。そしてTwitterは、確実にそこに向けて歩んでいると言えそうだ。

なお、Twitter Blue未加入のユーザーは従来どおり、投稿フォーム右下にある「+」ボタンで複数のツイートをつなぎ合わせて投稿することで、便宜上は長文投稿の代用とすることができる。

関連キーワード: