コードレスの水拭き掃除機も

モップを自動洗浄するロボット掃除機、Dreameから。最大75日間ゴミ捨て不要

編集部:平山洸太

Dreame Technology Japanは、ロボット掃除機のフラグシップモデル「DreameBot L10s Ultra」、および水拭き対応のコードレス掃除機「Dreame H12 Pro」など6機種を6月23日に発売する。ラインナップおよび想定価格(税込)、販路は以下の通り。

【ロボット掃除機】
・ハイエンドモデル「DreameBot L10s Ultra」188,000円/ビックカメラ・Amazon
・大容量紙パック採用モデル「DreameBot D10s Plus」84,800円/ビックカメラ
・ステーションなしタイプ「DreameBot D10s Pro」59,800円/ビックカメラ
・エントリーモデル「DreameBot D10s」52,800円/Amazon

【水拭き掃除機】
・ハイエンドモデル「Dreame H12 Pro」69,800円/ビックカメラ
・エントリーモデル「Dreame H12 Core」35,800円/Amazon

Dreame(ドリーミー)は、中国、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界120以上の国と地域で展開。世界で3,190件の特許を取得しており(2022年12月末時点)、2022年では中国市場においてシェア第2位を獲得している。また日本では2021年に支社を設立し、今年2月にロボット掃除機「DreameBot D10s Plus」を初投入。今回6モデルを投入することで、一気にラインナップの拡充を図る格好だ。

DreameBot L10s Ultra

同社フラグシップのハイエンドロボット掃除機として、全自動クリーニングステーションを搭載し、水拭きへの給水、モップの自動洗浄・熱風乾燥、ゴミの自動収集などを全自動で行えるモデル。AI+3Dマッピングシステムを搭載し、リアルタイムに家の3Dマップを作成。部屋のタイプ、床の形状、障害物に応じて清掃経路を生成できる。

水拭きを行うために底面にはモップを備えるが、本機では円形状のモップを2つ並べた「デュアル加圧回転式電動モップ」を採用。また水拭きに使用する水のタンク容量は250mlとなり、一度に最大200平方メートルの水拭きが行える。吸引力は5,300Pa。

ゴミ収集ステーションには3.5Lの紙パックをセットでき、これによって最大75日間ゴミ捨て不要で使用可能。モップ自動洗浄システムを搭載し、掃除終了後はモップを熱風で乾燥させ、匂いやカビ、雑菌の繁殖を抑制する。上述の通り、水拭きに使う水についても、ステーションのタンクから自動で掃除機に給水される。

ほか、リモートカメラによる見守り機能を搭載。アプリから自宅のペットの様子を確認したり、話しかけたりすることが可能だ。Siri、Alexa、Googleアシスタントといった音声アシスタントをサポートし、音声によるロボット掃除機の操作にも対応する。本体の外形寸法は350W×97H×350Dmmで、ステーションに本体をセットした状態では350W×567H×438Dmm。

ロボット掃除機では、本機のほかにD10s Plus、D10s Pro、D10sの3モデルがラインナップ。各モデルのスペックは以下の表の通りとなる。

Dreame H12 Pro

ゴミの吸引、床の水拭き、モップの自動洗浄を一台で行えるコードレス掃除機。台所の油汚れから子供部屋の紙くずやクレヨン跡、ペットの毛や足跡など、液体固体関係なく掃除できるとしている。

独自開発のヘッドローラー「デュアルエッジブラシ」を採用。ローラー部分を端まで広がるデザインとすることで、壁際やテーブルの脚などにもぎりぎりまで密着できる。

床の汚れ具合によって最適な吸引力で掃除する機能を備えており、汚れの状況を上部のライティング色で表示する機能も搭載。またヘッドローラーが前方に牽引力を発生させる自走式となるため、軽く押すだけで楽に掃除可能だとしている。

電解水除菌モードを搭載し、本体のタンク内の水を電気分解して弱酸性の除菌成分にすることで、ブドウ球菌、大腸菌などを除菌することが可能。さらに水拭きに用いるモップは自動洗浄でき、洗浄から熱風乾燥までボタンひとつで行える。

吸引力は16,000Pa。4000mAhのバッテリーを搭載し、最大35分の連続清掃に対応する。タンクの容量は浄水タンクが900ml、汚水タンクが700ml。また本体の外形寸法は290W×1105H×219Dmmとなる。

水拭き掃除機では本機に加えて、エントリーモデルのH12 Coreもラインナップ。こちらは上位モデルに比べて吸引力が10,000Paに抑えられているほか、電解水除菌モードおよびモップの熱風乾燥には非対応となる(自動洗浄には対応)。詳細なスペックは以下の表の通り。

高速デジタルモーターに強み

Dreameは中国の蘇州市に本拠を置くメーカーであり、2017年、中国の理系大学トップである精華大学出身のYu Hao氏によって設立された。社名はdreamとmeを合わせた造語となり、「夢に忠実し、自分らしく生きる。」という意味があるとのこと。現在は約2000人のスタッフを抱えている。

Dreameの前身となるのが、同大学の学内組織「Sky Factory」。このメンバーを中心としたスタートアップ組織により2015年、掃除機の最も難しい核となる部品という、高速デジタルモーターをゼロから作り始めたことがきっかけだという。

そして、この高速デジタルモーターこそ、Dreameの大きな強みだという。これは「日本の産業に下剋上を起こすかもしれないほどのモーター技術」だと、Dreame Technology JapanでGMを務める高野亮子氏はコメントしており、研究開発だけでなく量産も実現しているとのこと。現在量産しているのは毎分18万回転のモーターだが、20万回転のものも開発中とのことだ。

Dreame Technology Japan株式会社 GM 高野亮子氏

また高野氏は、「Dreameはロボット掃除機だけ、スティック掃除機だけのメーカーではない。床掃除機の総合ブランドだ」と話す。ロボット掃除機はフローリングやカーペットが多いアジアや欧米、水拭き掃除機はタイルの床が多い東南アジア、スティック掃除機は高齢者世代も想定するなど、「あらゆる国や地域であらゆる家庭のあらゆる床掃除機の悩みを解決するメーカー」だと強調した。

関連キーワード:

関連リンク