初心者でも参加しやすいシステムに期待

「スプラトゥーン3」はマップが劇的に分かりやすくなる? 任天堂が新たな特許出願

Image: Nintendo

任天堂はNintendo Switch用ソフト「スプラトゥーン3」を、今年夏に発売することを発表済みだ。そんななか、同社がゲームのマップを分かりやすく、遊びやすくする特許を出願していることが明らかになった。


今週初めに発見された特許は、プレイヤーがゲーム空間内を移動するときのミニマップを劇的に理解しやすくすることを目的としたものだ。ちょうどスプラトゥーン3の発売を数ヶ月先に控えており、しかも特許に添付されたマップのイメージが「スプラトゥーン」シリーズを彷彿させることから、この文書が期待の新作ゲームに深い関わりを持つと考えるのは自然なことだろう。

スプラトゥーンシリーズは、ペンキを飛ばすことで敵チームを攻撃し、より広い面積を塗りつぶして確保したり、あるいは「ガチホコ」を運んで相手ゴールにタッチダウンを決めたり、いずれにせよマップ全体を常に把握することがとても重要なゲームだ。自分がどう立ち回るかを考えるためにも「ミニマップをどう見るか」がプレイの半分といっても過言ではない。

本特許は、「ミニマップのアプローチは、プレイヤーが自分の位置だけでなく、マップ上の役に立つアイテムや他の重要エリアを理解しやすくすること」が目的だと明らかにしている。さらにカメラが「瞬間的な行動」に応じて「動的に」移動するとも書かれており、メイン画面でもプレイヤーの意志に応えるカメラシステムが意図されているようだ。

あらゆる特許と同じく、この出願も「任天堂が新作に採用する」ことを保証するものではない。とはいえ、スプラトゥーンシリーズは数年越しのベテラン選手が珍しくなくなっており、初心者には敷居が高くなっている感もある。3D空間でのペンキの飛ばし合いや怒濤の「塗り」に気圧されず、誰もが参加しやすい新たなゲームシステムを期待したいところだ。

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