本体サイズも画面も少し小さく?

Google「Pixel 8 Pro」、平面ディスプレイで新センサー追加との情報

Image:ymgerman/Shutterstock.com

Googleの折りたたみデバイス「Pixel Fold」や廉価スマートフォン「Pixel 7a」の発売日に関するリーク情報に続き、次期フラッグシップ機「Pixel 8 Pro」の予想レンダリング画像が公開されている。

この画像は、有名リーカーOnLeaksとスマートフォン情報サイトSmartPrixが共同で作成・公開したものだ。ハードウェア内部のアップグレードは確認できていないとされ、今回はデザインに限った「独占情報」となる。おそらく寸法が書かれたCADファイルが流出し、それに基づいてレンダリングされたものと思われる。

これまで「Pixel 8」シリーズ、すなわち標準モデル「Pixel 8」および「Pixel 8 Pro」の情報に関しては、前者が開発コード名「Shiba」、後者が「Husky」で、Pixel 8はディスプレイも本体サイズもPixel 7より小さくなる一方、Pixel 8 ProはPixel 7 Proとほぼ同じ寸法だと噂されたことがある

さて、レンダリング画像で確認できる変更点の1つは、ついに曲面ディスプレイが廃止されるように見えることだ。2021年のPixel 6 Proから2年連続で画面の端が丸みを帯びていたが、親指が予期せず画面にタッチして誤動作を起こすなど賛否が分かれていた。次期モデルでも端に沿ってわずかに湾曲する余地はあるが、より平面ディスプレイに近づきそうではある。

Image:OnLeaks/Smartprix

また過去のPixelスマートフォンより、全体的にベゼルが狭くなっている印象を受ける。が、CADファイルに基づくレンダリングでは細部の描写が甘くなりやすく、実物とは異なる可能性もある。

最も興味を惹くのは、背面のカメラバーに新たなセンサーが追加されていることだ。3つのレンズが1つの楕円状スペースにまとめられる一方で(Pixel 7 Proでは楕円+丸)フラッシュの下に4つ目のセンサーが配置されている。

Image:OnLeaks/Smartprix

このセンサーがどういう機能を持つのか、今のところ不明である。たとえばサムスンがGalaxy S23 Ultraに搭載したレーザーオートフォーカス装置や、他社のスマホに採用されたマクロ撮影用センサーなどかもしれない。有名リーカーMax Weinbach氏は、カメラバーには(iPhone 14 Proモデルのような)LiDARスキャナも収納できると述べていたことがある。

Pixel 8 Proの寸法は162.6×76.5×8.7mmとのことで、Pixel 7 Proの162.9×76.6×8.9mmより少し小さいようだ。ディスプレイサイズは6.52インチ程度とされ、こちらもPixel 7 Proの6.7インチを下回る。つまり上記の噂と異なり、Pixel 8世代は標準とProモデル、ともに先代より小さくなるということだ。

Pixel 8 Proは、ほぼ確実に次期「Tensor G3」プロセッサーを搭載して今年後半に発売されると予想されている。現行のTensor G2は、従来型のベンチマークテストでは厳しい結果となっていたが、機械学習の強化に基づくエンドユーザー体験の改善など、独自の方向に進化していくのかもしれない。

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