アプリのダウンロードやアイテム購入は「本日」まで

モバイル版『Apex』が5/1でサービス終了。「高品質な体験とコンテンツ」を維持できないと判断

Image:EA

ゲームパブリッシャーのElectronic Artsは、スマートフォン向けの人気FPSバトルロイヤルゲーム『Apex legends Mobile』の開発を中止すると発表した。理由は「提供中のエクスペリエンスがプレイヤーの期待に応えられる見込みがない」ためだとしている。また日本版のTwitterアカウントは「私たちがコントロールできない要因により、プレイヤーに高品質な体験とコンテンツを維持することができませんでした」と説明した。

https://twitter.com/apexmobile_jp/status/1620562070700949504

『Apex Legends』開発元のRespawn Entertainmentは「われわれは常に優れたゲームをプレイヤーに提供することを目指しています」と述べている。

『Apex Legends Mobile』は決して人気がなかったわけではなく、リリース当初から話題性もあり、プレイヤーの評価もまずまずだった。開発陣も精力的にゲームの改善を継続し、オリジナル版には登場しないオリジナルのプレイヤーキャラクターを登場させたりもしていた。ただ、最近はプレイヤー人口の減少もささやかれていた。

Respawnは「『Apex Legends Mobile』のコンテンツ・パイプラインは、質、量、テンポの面でその水準を下回り始めています」とし、モバイル版の開発会社・Lightspeed Studiosとの数か月におよぶ作業を経て、このモバイルゲームを終了させる決定を下したと述べている。

ただ、いますぐにこのゲームが停止するわけではない。オンライン必須のこのゲームは日本時間5月1日午前8時までプレイ可能な状態が維持されるため、まだ遊び足りないという人もあと3か月は存分にプレイできるはずだ。ただ、ゲームアプリのダウンロードやアプリ内のリアルマネーによるアイテム購入などは「本日をもって無効化」されるとのこと。また規定に従い、これまでにリアルマネーで購入したアイテムの払い戻しなどは行わないとしている。

パブリッシャーのEAは他に、やはり人気FPSゲームのモバイル版としてリリース予定だった『Battlefield Mobile』も開発を中止することを明らかにしている。こちらは開発を担当するIndustrial Toysの閉鎖も同時に発表された。

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