ベースはBMW R nineT

レトロ未来なカスタムバイク「Storm」。南アの個人ファクトリーが製作・販売

Image:FabMan Creations

南アフリカでFabMan Creationsとして活動するカスタムバイク制作者Wayne Buys氏が、航空機をモチーフとした手作りのアルミカウルをまとうカスタムバイク「Storm」を製作したことが話題になっている。このバイクは走行距離の少ないBMW R nineTをベースに製作を依頼されたもので、完成に8か月を要したとのこと。

アルミボディはすべて滑らかな曲線で構成されており、戦闘機のようなエアスクープを下部に配置して水平対向エンジンを効果的に冷却。フロントホイールはほぼフルクローズド状態だが、こちらもブレーキディスクの冷却用のインテークが見える。リアのハブカバーが後方への気流を整流する効果が高そうだ。リアの片持ち式スイングアームのカバーはボディとの継ぎ目がほとんどないが、通常どおり可動できるとのこと。

Image:FabMan Creations

ライディング時に都合が悪い部分も出てくるため、最小限のレザーシート、燃料タンクキャップ、ボタン類の操作パネルなどはさすがにフルメタル化からは外されたが、外側からは見えない燃料タンクやサブフレーム、オイルクーラーの位置にも手が入れられているとのこと。また、イグニッションはキーレスシステムに変更されている。

なおこの「Storm」は、冒頭に述べたようにバイクを持ち込んだ依頼人のために製作されたが、FabMan Creationsには他のR nineTオーナー向けにキット製品化の打診もあったとのこと。ただ、キットを作ったとして、それをマシンに組み付けるには複雑な作業が必要となること、さらに製作資金的にもよほどの余裕がなければ実現の可能性はあまりなさそうだ。

ちなみに、Buys氏はカナダで15年生活した後、南アフリカに帰国した際に、世界的カスタムバイクビルダー黒須嘉一郎氏の作ったバイクに魅了されてFabMa

n Creationsを創業したのだそう。もともとバイクを改造するのが趣味で、溶接や機械加工といったスキルはあったが、アルミニウムの成形は独学で習得したと述べている。