中国メディアChina Dailyのインタビューにて

アップルのクックCEO、噂のAR/VRヘッドセットが現れない中「乞うご期待」と意味深発言

Image:Laura Hutton/Shutterstock.com

アップルは社内でAR/VRヘッドセットを開発していると確実視されながらも、未だに確たる情報を発信していない。6月のWWDC 2022(世界開発者会議)ではデバイスの発表が噂されたものの、新たなハードウェアは片鱗さえ現れなかった。

そんななか、ティム・クックCEOが中国メディアの取材に対して、AR市場の巨大な可能性に触れつつ、「乞うご期待」と意味深なメッセージを発したことが伝えられている。

中国メディアChina Dailyのインタビューは、まさにWWDC 2022基調講演の直後に行われたものだ。同誌から、AR製品がコンシューマー市場で成功するための鍵は何か?と問われたクック氏は、まず「ご存じの通り、私はARについて信じられないほど興奮している」と応じている。

さらにクック氏は、App StoreにあるARアプリの数を強調。「たとえば、我々のApp Storeには1万4000ものAR Kitを使ったアプリがあり、世界中の何百万人もの消費者にAR体験を提供しています」というぐあいだ。

最も注目すべきは「この分野でのビジネスチャンスについて、これ以上ないほど興奮しています。私たちが何を提供できるか、乞うご期待下さい(stay tuned)」と述べていることだ。つまりiPhoneやiPad向けARアプリ以上の“何か”が予告されたと捉えて良いだろう。

クック氏がAR市場に強い関心を抱いているのは、ARアプリの先駆けである『ポケモンGO』発表の場に自ら立ち会ったほか(「Pokemon」を「PokeMans」と言い間違え続けていたが)、AR技術に多額の投資を続けていくと発言したことでも明らかだ。

また、ここ数年はクック氏がそろそろ退任するとも囁かれており、それまでにARメガネを市場に送り出すことを望んでいるとの観測もあった

その一方で、アップルのARグラスは現在デザイン開発段階にあり、年内にはプロトタイプが完成するとのアナリスト報告が伝えられたばかりだ。かとおもえば、AR/VRヘッドセットは2023年1月に発表され、すでに第2世代が開発中との噂もある

これらのAR/VR製品が現実味を増している現状は、クックCEOの引退が近づいている前ぶれなのかもしれない。

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